軽貨物運送事業で独立を果たす

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
平野 ええ、個人事業主として3年ほどの経験があります。私のいとこが運送会社で働いていて、「やってみないか」と誘われたのがきっかけです。チャレンジしてみると思いのほかおもしろい仕事だと気付きました。商品を時間通りにお届けできるよう、交通状況も見ながら配送の順番を調整したり、その日その日で箱の形も大きさもバラバラな商品を荷台にうまく積み込んだり、自分の頭で考え、手順を改善していけるところにやりがいを感じていました。
矢部 軽貨物運送の仕事は、いかに効率よく、確実に相手先に届けるかが重要だと思います。まさにその部分で工夫を凝らすのが、平野代表の得意分野だったというわけですね。起業は早くから意識されていたのでしょうか?
平野 はい。軽貨物運送を始める前から、何かの仕事で実現したいと思っていました。それで、どの業種にしようか模索していたところ、運よく自分向きだと思えるこの仕事に出会えたんです。
矢部 昨今はコロナ禍の影響もあって、ネット通販を利用する方が増えたため、それらの商品を運ぶ軽貨物運送の仕事も需要が高まっていますよね。そのためか、私の自宅に荷物を届けてくれるドライバーさんは、本当に忙しそうに見えます。平野代表も会社を立ち上げてから、さぞかし仕事量が増えたでしょうね?
平野 はい。大変ありがたいことに、会社の立ち上げ当初から忙しくさせてもらい、ドライバーも10人近くまで増やすことができました。