
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
𠮷村 私は鉄工所で溶接に携わったり、鳶職人として足場を組んだりとさまざまな経験をしてきました。そして、30歳を過ぎた頃に軽天工事の職人に転身したんです。70歳になった現在、この道一筋で40年になります。
畑山 まさにベテランの職人さんですね。𠮷村社長は70歳には見えないほどお元気そうに見えますよ。
𠮷村 ありがとうございます。70歳になった今でも、私の跡を継いでくれる息子と二人三脚で関西全域を飛び回っていますよ。弊社では、建物の天井や壁の骨格をつくる軽天工事やボード貼りなどの内装工事を手がけています。ビルや学校、病院、ホテルなど大規模な現場の施工が多いので、協力会社の職人さんとチームを組んで取りかかっているんです。私も体が動くうちは現役で働き続けるつもりですよ。
畑山 とても頼もしいです。建築業界は人手不足が続いているとお聞きしますから、若い人たちにも来てもらえたら嬉しいですよね。
𠮷村 そうですね。大阪万博を控え、関西は建設ラッシュが続いています。ですから、仕事量に対して職人が不足している状態なんですよ。弊社を法人化したのは、福利厚生を整えて若い人材に集まってもらうためでもあるんです。未経験でも1級技能士の資格を保有している私が一から仕事を教えますので、やる気のある方に来ていただきたいと思っています。最近では女性の職人さんも増えてきているので女性の方も大歓迎です。
畑山 長い業界歴を持つ𠮷村社長に一から教えてもらえれば心強いでしょうね。

畑山 怖くて近寄りがたいイメージがある職人さんとは違い、𠮷村社長は穏やかで親しみやすいお人柄の方でした。若い人材を育成していき、日本の未来に貢献していってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
軽天工事は天井や壁など建物の土台に携わる仕事ですから、内装が仕上がれば最終的に見えなくなります。しかし、多種多様な現場に対応して自分が役割を果たせる達成感はとても大きいですし、この仕事の楽しいところだと思いますね。
(𠮷村康雄)