
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
上垣 ええ、京都北部にある丹後の出身です。京都市も、学生時代から慣れ親しんだ場所なんですよ。
八木 そうでしたか。デザイン関係のお仕事だと、街から受けるインスピレーションや刺激も多そうです。どのようなきっかけで今のお仕事に就かれたのでしょう。
上垣 私は大学で日本画を専攻して画家を目指し、日本画公募展などにも出品していました。ただ、絵画だけで生計を立てるのは難しかったため、染色・印刷関係の会社に就職し、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナーとして経験を積み、今年2022年4月に独立したんです。
八木 十分な経験を積んでから、満を持して独立されたわけですね。前の会社では、どういった業務に取り組まれていたのですか?
上垣 美術を専攻していた学識を活かし、主にミュージアムグッズを担当していました。例えば、美術館が保有している作品を使ったクリアファイルやカレンダーといった、グラフィックデザインや販促商品の製作です。このメモ帳も私が担当したんですよ。
八木 わぁ、とてもおしゃれですね! 丁寧に書きたくなるようなメモ帳だ。むしろメモ帳としてはもったいないから飾って置きたいくらいですよ(笑)。

八木 これも素敵だなぁ。暗記が難しい歴史関係などは、こんな風に図式化してくれると頭にすっと入ってきそうです。どういった場所で購入できるのですか?
上垣 京都の近代美術館や大阪のあべのハルカスなど、ありがたいことに多くの場所で取り扱っていただいています。