
インタビュアー タージン(タレント)
西谷 電気通信業界に入ってから40年以上になりますね。その後、独立しまして1999年に弊社を創業し、しばらく個人事業主として事業を行った後に法人化しました。おかげさまで今では100名ほどの従業員を抱える規模にまで成長しました。
タージン お見受けしたところ、従業員のみなさんは全員がこちらの事務所に勤務しているわけではないようですね。
西谷 ええ。弊社は、奈良県内にはこの田原本町と橿原市に事務所を構えているほか、北は北海道から南は沖縄県まで、全国各地の現場で作業をしています。
タージン 全国各地でご活躍されているとはすごいです! 詳しい事業内容についてもぜひ教えてください。
西谷 弊社では、電柱を建てたり電話線や通信ケーブルを張ったりする工事をはじめ、設備・機器の設計から建設、保守・点検・修理に至るまで、通信設備に関する業務を全般的に行っています。先日も沖縄県の波照間島で、台風によって損傷した設備の修復作業に弊社の従業員を派遣して作業にあたりました。
タージン 通信網の発達した現代においては、なくてはならないお仕事ですよね。特に離島で生活する方々にとっては死活問題になりかねません。しかし、それほど遠方まで足を運んで作業するとなると、ご苦労も多いのではないでしょうか。
西谷 そうですね。私も若い頃は現場に出ていたので、暑さや寒さなどに耐えながら過酷な環境下で作業する苦労はよく理解しています。

西谷 ええ。私が独立した当初、ある恩人から「会社の売り上げが2億を超えるまでは現場に出なさい」と教えを受けました。その言葉に従って、経営者としての業務に専念できるようになるまでは、自ら技術を修得しようと鍛錬を重ねたんです。その時に学んだ知識や技術、ノウハウを従業員たちに伝え、彼らはそれを見事に受け継いでくれました。ありがたいことに、弊社は離職者がほとんどおらず、業績も年々右肩上がりが続いているんですよ。ですから、現場も内勤も部署や職種を問わず、頑張ってくれる従業員のみんなには本当に感謝しています。