B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誰もが楽しく過ごせる 緑豊かな空間をつくる
LCO (landscape creation office) 代表  佐藤猛

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 外部空間のデザインや設計を行っているLCO(エルシーオー)さん。社名は、「landscape creation office(ランドスケープ クリエイション オフィス)」の略だとうかがいました。ランドスケープ、つまり景観に配慮した空間づくりを手がけているのですね。
 
佐藤 はい。公園や緑地のほか、店舗やリゾート施設、福祉施設、マンション等、さまざまなランドスケープを手がけています。現地調査をし、お客様や地域のニーズを把握したうえで、心が豊かになる空間を提案・創造するのが私の仕事です。緑ある空間にぴったりな植物や屋外家具の販売、アウトドア空間を満喫できる電動キックボードなどの販売も行っています。
 
狩野 「心が豊かになる空間を」とのコンセプトで多彩な事業を展開されていらっしゃるんですね。これまでの佐藤代表の歩みが気になります。
 
佐藤 幼い頃から絵画やものづくりが好きで、大学では環境デザインを学びました。その中で造園の設計を志すようになりまして。まずは現場を知って施工を経験する必要があると考え、造園会社に就職したんです。寺社仏閣の作庭や個人邸の外構といった現場仕事に5年ほど現場職人として従事しました。その後、転職先の設計コンサルタント会社で公共事業の設計を10年ほど担当し、2018年4月に独立した次第です。
 
狩野 住宅から店舗、公共施設まで幅広い現場に対応できる理由がよくわかりました。植物販売にも、造園や植栽の知識が活かされているんだな。外部空間を設計する際はどんなことを心がけておられますか?
 
glay-s1top.jpg
佐藤 ヒアリングでご要望を引き出すことです。民間事業や個人邸の案件では、生活や業務のスタイルをお聞きしたうえで、一つひとつの細部の素材にこだわった最適なプランをご提案します。
 
狩野 クライアントの希望を把握し、ご自身の肌感覚も大事にしつつ、理想空間を具現化していくわけだ。では、佐藤代表の緑へのこだわりも掘り下げていきましょう。というのも、本日お邪魔しているご自宅には植物がいっぱい! 植物園みたいで癒されます(笑)。