プロフィール 愛知県出身。2016年、あま市へ転居した頃から福祉事業を志すようになり、未経験の状態から準備を開始。2021年、妻と共同で(同)Smile Growを設立し、翌年1月から放課後等デイサービス・児童発達支援を提供する事業所、Lelienを開く。特定相談支援・障がい児相談支援事業所、リンクも併設し、現在パートを含め8人の職員を抱える。【ホームページ】
愛知県あま市の合同会社Smile Grow(スマイルグロー)は、障がいのある子どもたちに家族とは別の居場所を提供し、福祉サービスの経験豊富なスタッフが一緒になって遊び、学び、体を動かすことで、子どもたちの小さな「できた」を増やしていく活動に日々取り組んでいる。妻と協力してLelien(ルリアン)、リンクの両事業所を運営する同社の高木信弘相談役に、これまでの歩みと現在の活動内容、今後の目標などについて語ってもらった。
通所支援と相談支援の事業所を1ヶ所に集約

インタビュアー タージン(タレント)
高木 弊社では放課後等デイサービス・児童発達支援の「Lelien」と、特定相談支援・障がい児相談支援の「リンク」という2つの事業所を運営しています。前者は障がいのあるお子さんの通所支援を行っていて、現在2歳から11歳の子たちにご利用いただいています。一方、相談支援事業所とは、障がいのある方ご本人やそのご家族などの総合的な相談窓口となるものです。日常生活でお困りのことについてアドバイスや情報提供をするほか、必要に応じて福祉サービスのコーディネートや専門機関の紹介をすることもあります。
タージン なるほど。高木さんは以前から福祉のお仕事をされていたのですか?
高木 いいえ、福祉事業については何も知りませんでした。家族が経営する居酒屋を手伝ったり、アパレルの仕事をしたりしていたんです。
タージン そうすると、まったく畑違いのところに飛び込んだ格好ですね。どんなきっかけがあったんでしょう。
高木 もともと子どもは好きだったので、こういう仕事があることを知り、妻と話し合って始める決意をしました。幸い経験豊富なスタッフが集まってくれて、良いスタートが切れたと思っています。