
インタビュアー 吉井怜(女優)
髙橋 一般的にデイサービスは、ご利用者を安全にお預かりすることを目的にしていますが、当事業所は、専用のマシンを使って、リハビリを提供することで、ご利用者の運動機能の回復や日常生活での自立を目指しているんです。
吉井 自立とは、介護や介助が必要だった方が自力で歩けたり、入浴など身の回りのことが自身でできるようになったりすることですね。こちらでは、それが目指せると。
髙橋 はい。リハプライドでは6台のドイツ製の医療用マシンを使用し、軽い負荷で、反復運動をすることで、座る、立つ、歩くといった、基本動作に必要な筋肉に刺激を与えて活性化し、関節の可動域を広げることで、老化予防や身体機能の改善につながるんですよ。
吉井 先ほど拝見した運動の様子では、笑顔で声をかけ合っていて皆さん楽しそうでした。髙橋代表の明るくオープンな雰囲気が、利用者さんやスタッフの方々にも伝わっているのですね。
髙橋 おかげ様で、今は素晴らしいスタッフに恵まれています。みんなの働きに報いるため、スタッフを増やして有給を取りやすくし、職員の給与や賞与に充てられる加算の申請手続きも毎年行っています。後者は非常に手間がかかるため、申請しない事業所も多いものの、私ができることは積極的に取り組みたいと思っているんです。

髙橋 はい、その内25年間はドイツに駐在し、日系企業部門の統括責任者を務めるなど、仕事も充実していました。ところが、所属していた監査法人に行政指導が入り社内の処遇や環境が一変し、もともと独立・起業が夢だったこともあり、早期退職制度を利用して退職したんです。そんな中で出合ったリハプライドの事業なら目に見える社会貢献ができると思い、FCとして2018年2月に当事業所をオープンしました。私が目指すのは、広い視野で捉えた社会貢献です。事業者とスタッフが潤い、利用者様とご家族が喜べば、自ずと自治体・国も元気になる。そうした“三方よし”となる仕事を、これからも続けていきたいですね。
「仕事を楽しむ」とは‥
近江商人のように“三方よし”の精神を常に心に抱いて仕事をすることではないでしょうか。自らの手で社会貢献ができ、リハプライドとスタッフ、利用者様とそのご家族、自治体や国の皆が喜ぶWin-Winの関係がつくれたら楽しいですね。
(髙橋存根)