コロナ禍で疲弊する地域の課題解決を仕事に

インタビュアー 吉井怜(女優)
冨澤 大学を出て入ったのは旅行業界で、株式会社JTBで法人営業のほか添乗員の仕事を20年以上経験しました。その間、いったん退職してウェディングやIT関連の営業を経験した後、JTBに復職して支店の管理職などをしていました。
吉井 旅行業界が長かったのですね。独立されたきっかけは?
冨澤 一番はやはりコロナ禍に見舞われたことですね。旅行需要がほぼストップした中、家族とも相談して新しい道に進むことにしました。実はJTBさんではコロナ以前から業務の多角化が行われていて、私も行政や法人と連携して地域の活性化や課題解決に寄与する役目に携わっていたんです。そこへ感染拡大防止で国内外の移動が制限されるという予期せぬ事態が起き、国は観光業界を通じて地方にお金が回るように補助金事業を拡大させていたので、自分の経験が生かせる今の仕事を始めました。
吉井 なるほど。地方創生に関わるものも含めていろいろな補助金制度がある中で、それを導入したくてもうまくできないというニーズがあると聞いたことがあります。その点でも冨澤代表の活動はタイムリーでしたね。