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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護から“終活”まで 朗らかに寄り添い解決
かいご倶楽部 代表 左近理弘

 
プロフィール 大阪府出身。救急病院で医療事務や採用関係の仕事をしつつ、2000年4月よりスタートした介護保険制度に着目して介護福祉について学んできた。その後、病院や介護保険事業の業務経験を積み、介護付き有料老人ホームの施設長を務めながら、2019年に“かいご倶楽部”を設立。終活セミナーの開催や高齢者向け施設の紹介などのサービスを提供している。終活トータルガイド資格、通称心託コンシェルジュやシニア住宅相談員など多数の資格も取得。豊富な知識と親しみやすい人柄で高い信頼と評価を得ている。【ホームページ
 
 
 
“終活”は、人生の最期をより良いものにするための事前準備のこと。昨今ではよく耳にする言葉だが、その一方で、「はじめようとしても気が重く、進まない」「わからないことが多過ぎる」などといった悩みを抱える人も増えているのではないだろうか。そういった“終活”の悩みを解決するのが、“かいご倶楽部”の終活セミナーだ。豊富な経験と知識を持つ左近理弘代表に、セミナーの特長や込められた思いをうかがった。
 
 
 

学び続け、さまざまな資格を取得

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 大阪市住吉区を拠点に各地で終活セミナーを開催されている、“かいご倶楽部”さん。ホームページを拝見したところ、左近代表はたくさんの資格をお持ちなんですね。
 
左近 はい。救急病院に勤めていた頃から介護福祉の勉強をはじめました。介護施設の施設長をしていたときも、“かいご倶楽部”を開業した後も、日々変わりゆく点を勉強しています。具体的には一般社団法人終活協議会から認定を受けまして、終活トータルガイドをはじめ、遺言書作成や身元保証の認定講師などの資格を取得してきました。また、福祉用具専門相談員、シニア住宅相談員などの資格も保有していますので、“終活”の前段階、介護についてのご相談からも寄り添ってサポートができます。
 
八木 素晴らしい勉強家だ! 今もなお学び続けられているんですね。高齢化に伴ってこれから必要とされてくる資格ばかりかと思います。学び続けられているその原動力はどこにあるんでしょうか。
 
左近 きっかけは妻と私の両親のことを考え、介護について学ぼうと思ったことですね。それから困っている方々に、よりきめ細かいサポートがしたいと思い、必要な学びをしていきました。