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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

内面も外見も磨かれる 新体操の魅力を伝える
アクア新体操クラブ 代表 内田典子

 
プロフィール 京都府出身。小学3年から大学まで新体操の選手として活躍し、西日本、全日本インカレ、全日本新体操選手権などに出場した。学生時代は教員を目指していたが、縁があり、福知山市内の体操クラブでコーチとして勤務する。2005年にアクア新体操クラブを設立。現在は指導者、そして母親としての目線も取り入れながら、子どもたちに効果的な指導を行っている。【ホームページ
 
 
 
テレビ番組などで新体操を見ると、選手たちの美しい動きに見とれてしまう。と、同時に「難しそうだ」と感じるだろう。しかし、意外と身近なスポーツで、誰もが努力を重ねることで上達できる。今回、紹介するアクア新体操クラブもそんな楽しさを教えてくれる場所だ。充実したレッスン内容や盛り上がるイベント、発表会などを通して、子どもたちの心・技・体を着実に成長させている。代表の内田典子氏にクラブに込めた思いを聞いた。
 
 
 

方向転換を経て、新体操コーチの道へ

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 新体操を指導するアクア新体操クラブの内田代表、本日はよろしくお願いします。新体操との出合いから教えていただけますか?
 
内田 子どもの頃、実家の近所にある体育館で新体操のスクールが開校され、友だちがみんな習いにいくので、私も流れで一緒に通うようになったんです。もともと新しい世界に飛び込むことが苦手だった私でも、その世界にどんどん惹かれ、続けていきました。
 
濱中 そこから新体操のコーチになろうと思われたわけですか。
 
内田 いいえ、全日本インカレや全日本新体操選手権への出場を経験したこともあったものの、当時は保健体育の先生を目指していました。でも採用枠が少なくて、その道は断念したんです。それで、先輩に誘われて新体操のコーチを始めたんです。
 
濱中 人に競技を教える立場には、選手とはまた違った難しさがあると思います。しかし内田代表は指導者として続けてこられた分、適性があったのでしょうね。
 
内田 深く考え過ぎない姿勢が逆によかったのかもしれません(笑)。そのまま続けて、2005年に当クラブを設立しました。水のように美しく、どんな変化にも柔軟に形を変えて、流れるように進んでいける選手を育てたい。そんな思いを込めて「アクア」と名付けたんです。