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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

型にはまらない経営で 麺屋やまひでを展開
株式会社OKAGE/麺屋やまひで 代表取締役 松田哲郎

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 今日は、株式会社OKAGE(おかげ)さんが運営されている「麺屋やまひで」奈良本店の松田社長にお話をうかがいます。フランチャイズ展開もされているそうですね。
 
松田 はい、現在は直営店が2店舗、フランチャイズ加盟店が10店舗あります。全国に「麺屋やまひで」の味を広げるべくさまざまな方が協力してくださっているんです。中には、当店の常連だった方が経営されている店舗もありますよ。
 
タージン それだけ熱狂的なファンがいらっしゃる味わいだということですね。開業は2014年だとうかがいました。松田社長のそれまでの歩みが気になります。
 
松田 もともと私は近鉄観光株式会社に13年ほど勤めていまして。和食、洋食など業態を問わずさまざまな飲食店を経験させてもらいました。店長やマネージャーなど、経営側の立場で多くのことを学びましたよ。その後も飲食業界に携わる中で、コンサルティング業界のレストラン事業部からお声がけをいただきました。統括マネージャーとして海外出店なども手がけていたんです。
 
タージン すごいご経歴ですね。独立願望は昔からあったのでしょうか?
 
松田 実は全然なかったんですよ。現在の立場は、まったく想像もしていませんでしたね。そんな中で、前職の同僚が名古屋で自分のお店を始めたというので出向いたときに偶然出会った「台湾まぜそば」が独立のきっかけになったんです。本当においしくて衝撃を受けました。そのときに初めて、自分でやってみようと思ったんです。
 
タージン 飲食業界に長年携わって来られたとはいえ、未経験の業態ですよね。
 
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松田 ええ。製麺工場を紹介してもらい、工場長と一緒に試行錯誤しながらつくるところからスタートしました。ただ、オープン当時は、辛すぎてお客様ウケがあまり良くなくて、残されることが多かったんですよね。とはいえ、「辛いラーメン」をウリにしているんだから、この味はブレずに貫き通そう、と決めて今に至ります。
 
タージン それが今ではお客さんから愛される味わいになったのですね。まさに、継続は力なりだ。
 
松田 辛いけどクセになる味わいだと言ってもらえるようになりました。中には、1日に2回食べに来てくださるようなリピーターもいますよ(笑)。