
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
水谷 飲食店を営む両親の背中を見て育ったことが、私の原点だと思います。というのも、一度は会社員として働いたものの、やりたいことではないと感じて退職し、自分も経営者になろうと決意したんです。そして、両親が経営していたカラオケ居酒屋から暖簾分けしてバーを始め、その後、炭火焼鳥「とり香」、立喰い寿司「すし香」、立呑み「酔香」の3店舗を西成区で展開してきました。リーズナブルかつ本格的な料理が評判で、地元の皆様にご愛顧いただいています。
畑山 ものすごい勢いで、ご両親も感心されていることでしょう。ちなみに、とり香のスタートは西成区だったのでしょうか?
水谷 はい、初代とり香は西成区でオープンしました。次第に繁華街の難波へ進出に興味が湧き、お客様からの後押しもあり実行したんです。ですので、正確には、リオープンになりますね。

水谷 好感触ながら、家賃や物価の違いをひしひしと実感しているところです(笑)。
畑山 難波でリオープンするにあたり、メニューなども更新されたのでしょうか。
水谷 西成区に比べると女性のお客様が多くなるので、一品料理や映えるものを当店の店長を中心に開発しました。食材にこだわりながら、お値段は難波のスタンダードに合わせています。