
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
千原 私がピアノを弾き始めたのは3歳の頃でした。16歳のときにはミュージカルにも出演し、高校卒業後は音楽専門学校のボーカル科に進学したんです。そこで、高槻で活動する福祉系バンドの方と出会い、サポートしたいという気持ちから参加するようになり、老人ホームや小学校、福祉施設などで演奏してきました。その後は結婚し子育てに専念していたものの、27歳からあらためて好きだったジャズを勉強しまして、バンドに加入しオリジナル曲をつくり、カフェなどで歌うようになったんです。
畑山 アーティスティックな人生ですね。いつ頃から講師のお仕事に?
千原 37歳から音楽スクールで話し方とボーカルの講師を始め、講師をしながら興味を持ったリトミックの資格を取得し、保育園での指導も始めました。当スクールを開業したのは、昨年2021年5月です。ちなみに「hiker」とはハイキングをする人という意味で、歌を苦手と捉える方も多いため、“習う”という固い感じではなく、音楽や歌が好きな人に気軽に集まってほしいという意味を込めたんですよ。
畑山 ポップな名称で、気軽に音楽を学べるスクールだとよくわかりますよ。レッスンについても教えてください。

畑山 生徒さんはどのような方が多いのでしょうか。
千原 マンツーマンのレッスンは、音楽に触れる機会が少ない方や、歌を苦手だと感じているご年配の方、やってみたいという好奇心旺盛な方、ご自分の声や話し方に自信を付けたいという方が多いですね。グループレッスンでは、なんと! アイドルを目指す小学生もいます。また、当スクールでは「まずはチャレンジしてみる!!」をモットーに地域に密着したイベントなどにも積極的に参加しており、講義と実践が学べる「声ってこんなにおもしろい」というオンラインセミナーが、とてもわかりやすく、おもしろいと好評なんです。