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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

円弧型ペグや風呂敷で キャンプをアップデート
SALTAHIKE 合同会社 代表社員 鳥山将彰

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 アウトドア用品を販売されているSALTAHIKE(サルタハイク)の鳥山代表。「サルタハイク」という社名の由来を教えてください。
 
鳥山 日本神話の「猿田彦神」という旅人の神様に因んでいます。そのまま社名に入れたかったのですが、サルタヒコで検索するとたくさんヒットするので、ブランディングが難しくなるかなと思いまして。そこで、歩くことや散策を意味する「ハイク」と組み合わせました。
 
畑山 なるほど、おもしろいですね! なぜ今の事業を始めようと思われたのでしょう?
 
鳥山 兄の祐誠が2019年に糖尿病で片方の視力を失ったことや、同時期にコロナ禍も始まったことが、自分の働き方を見直す契機になりました。それで、兄と共に子どもの頃から親しんでいたキャンプに関わる事業を始めようと思ったんです。
 
畑山 いろいろなタイミングが重なり、起業されたわけですね。そんなSALTAHIKEさんの事業内容についてお聞きしていきましょう。目玉商品の一つが、「BITE STAKE(バイトステーク)」だそうですね。
 
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鳥山 BITE STAKEは、テントなどを張るロープを地面に固定する、ペグという器具です。キャンプでは真っ直ぐな形のペグが主流の中、こちらはアーク型、つまり円弧になっています。アイスクライミングのピックのように、ペグも曲がっていたらより強く固定できるのではという発想から生まれました。
 
畑山 確かに釣り針もフック型ですものね。BITE STAKEは見た目もスタイリッシュだから重宝しそう。
 
鳥山 まさに個性的なデザインと機能の融合がコンセプトなので、そう言っていただけて嬉しいです。固定力をはじめ、ロープをかけやすいフック、叩きやすい打撃部、打ち込み角度のガイド、ロープを通しやすい穴など、機能性も抜群でコンパクトなんですよ。