不動産売買・再生を通じ
人との縁をつないでいく
需要の高まる不動産再生を中心に事業を行う

中嶋 近年、新築の需要が低下していることが大きな理由ですね。一昔前までは、マイホームを持つのがある種のステータスとされていました。ところが、少子高齢化や長引く経済の停滞感といった要因から、最近は新築物件があまり建てられなくなってきています。また、住人の方もご高齢となり、老人ホームなどの施設に入居することで、それまで住んでいた住宅が空き家となってしまうケースも多いんですよ。そこで、残された家を売却するのか、それとも賃貸物件として活用するのかといったご相談にも対応しているんです。
畑山 この先、少子高齢化がさらに進めば、既存の住宅をどのように管理したり活用したりしていくかという悩みを持つ方は、より多くなっていくでしょう。再生事業の需要もますます高まりそうですね。そのような事業を手がけるにあたって、中嶋社長がこれまでどのように歩んでこられたのか気になります。不動産業界では長くお仕事なさっているんですか?
中嶋 不動産業に携わるようになってからは、約20年になります。それ以前は、セールスや訪問販売、建築関係の仕事などを10年ほどしていました。不動産会社に転職してからは営業職として、朝から晩まで営業活動に奔走していましたね。
畑山 不動産会社の営業職というと、一般的にはかなり大変なイメージがありますね。

畑山 人とのご縁の大切さに気付かれたわけだ。
中嶋 おっしゃる通りです。多くの方に支えられて仕事をする中で、今までの経験が実を結んだと実感することもあり、独立を決意しまして。多くの人に喜んでいただける仕事をしたいという思いから、弊社を設立しました。実は、現在事務所として使っているこの部屋も、友人がマンションのオーナーをしている縁で選んだ場所なんです。