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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

作曲も学んだ強味を! 先生が男性のピアノ教室
メロディーラボ音楽教室 代表 藤田勝之

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 京都市中京区のメロディーラボ音楽教室さんにお邪魔しています。男性がピアノを教えてくださる教室は珍しく感じますね。藤田代表のご経歴が気になります。
 
藤田 私は、小学3年の頃からピアノ教室に通い始めました。当初は「なんとなくおもしろそう」という程度の動機だったものの、6年生のときに親が買ってきたレコードを聴いてクラシック音楽のとりこになりまして。高校3年生のときに初めてオーケストラの譜面を読んでその複雑さ、芸術性のすごさに感動し、あらためて腰を据えピアノのレッスンに取り組むようになったんです。
 
八木 まだ、男の子がピアノを弾くのは珍しかった時代ですよね。
 
藤田 ええ、周囲からは「女の子みたい」と冷やかされることもありもました(笑)。でも、それ以上にピアノや音楽への情熱が勝っていたから続けることができたんです。年月はかかったものの、自宅の1階で2018年に当教室を開業しました。子どもからシニアまで幅広い世代の生徒さんにピアノを教えています。
 
八木 ピアノの練習は英語の上達にもつながると聞いたことがあります。プロ野球の世界では、怪我のリハビリにピアノを取り入れる選手もいるんですよ。脳と体を刺激してくれるピアノは、さまざまな面で魅力が見直されていますよね。
 
藤田 確かに、英語などの言語の習得メリットと大きく重なると思いますね。それに、ピアノは感受性を豊かに養うことができます。知育や情操などの人間形成にたいへん役立つと期待されているんですよ。ぜひ、お子さんが小さいうちからピアノを習わせてもらいたいですね。
 
八木 男性の先生なら、男の子の生徒さんも気軽に通えそうですね。
 
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藤田 実際、当教室の生徒さんは男性が多いですね。男の子は成長するにつれ体も手も女性より大きくなるので、鍵盤を広く楽に掴んで、力強くダイナミックで魅力的な演奏ができるようになりますよ。ピアノはむしろ男性向きの楽器なんです。
 
八木 それは藤田代表としても生徒さんの成長が楽しみでしょうね。生徒さんへの指導で特に心がけている点は何でしょう?
 
藤田 上達への指導法を常に工夫することはもちろん、挨拶をする、相手の目を見て話すなど、人と接する際の姿勢を教えることも大切にしています。また、親しみやすく接する中でも、先生と生徒という関係でいることを重視していますね。