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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統的な中医学を 診療と啓蒙で広める
一般財団法人大阪漢方医学振興財団 理事長 中本かよ

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 一般財団法人大阪漢方医学振興財団の中本理事長にお話をうかがいます。こちらはどのような団体なのでしょう。
 
中本 中国で育まれた世界最古の伝統医学の一つである中医学の啓蒙活動と、漢方・鍼灸による診療を手がけるために設立された団体です。内科、心療内科、アレルギー科、鍼灸科で患者さんの診療をしています。私は2007年に3代目理事長に就任しました。
 
濱中 私は漢方に以前から興味がありました。こちらでは誰でも治療を受けることができるのでしょうか。
 
中本 もちろんです。漢方は体に負担の少ない安全な医学なんですよ。当院では生後数ヶ月の赤ちゃんから最高齢は98歳の患者さんまで診療しています。中医学では何よりも診察(四診:望・聞・問・切)を重視します。なぜなら体は脈の状態、姿勢、顔色、声の出し方、舌の色や舌苔、汗のかき方などで今の状態を発信しているからです。その情報を四診でしっかり受け止めて分析し、一人ひとりの症状に合った漢方薬を処方したり、食事の改善方法などを指導したりすることが重要なんです。それに加え、最新の医学も取り入れることで、最良の医療を提供することを目指しています。
 
濱中 伝統的な中医学に最新の医療を加えることで、患者さんにとってのベストとなる治療法を模索してくれるんですね。
 
中本 おっしゃるとおりです。漢方には症状ごとにアプローチする方法が無限にあります。医療・食事・運動を基礎にした中国伝統の医学の素晴らしさを、もっと多くの方に知っていただくことが当財団のテーマです。また、私は足助式医療體操協会の会長も務めています。
 
濱中 足助式医療體操とは、どのようなものなのでしょう。
 
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中本 心身の調和と、退行性変化(自然な老化現象および運動不足や病気による急激な老化)を調整する。それが足助次朗先生が考案した足助式医療體操です。寝ながら足首から体を動かすことで腸を活性し、全身の運動ができる体操なんです。
 
濱中 現在はさまざまな健康に関する情報が氾濫し、どれが本当に正しいのかわからない時代です。だからこそ、悩みを抱えている方は中本理事長に相談していただきたいですね。
 
中本 ありがとうございます。私たちも漢方の正確な情報を積極的に広めるつもりです。そして、大勢の方々に中医学の良さを知っていただきたいですね!
 
濱中 中本理事長や財団のご活躍で、多くの方が救われることを期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分を社会の歯車の一部のように感じている方もいると思います。でも、その歯車がなければ全体は動かないし、前に進む力になっている。そして少しずつでも成長し前進していくことだと思います。
(中本かよ)
 

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