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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手軽な福祉用具レンタル 介護リフォームもお任せ
株式会社ユコール 代表取締役 田中由美子

 
プロフィール 神奈川県出身。育児の傍ら、保険外交員などさまざまな職業を経験。その後、子どもが通う学校のPTA活動を通じて高齢者をはじめとした地域住民との触れ合いに楽しさを見出し、介護業界へ。小規模デイサービス施設での勤務を経て、福祉用具のレンタル・販売を手がける(株)ユコールを立ち上げた。住宅リフォーム会社を営む夫と連携し、貸し出した手すりやスロープの設置工事の対応なども行っている。【ホームページ
 
 
 
福祉用具のレンタルや販売を手がける株式会社ユコール。車椅子や歩行器、手すり、スロープなど介護を要する人に欠かせないあらゆる福祉用具を、幅広く貸し出している。そんな同社の最大の特長は、田中由美子代表取締役の夫が住宅リフォーム会社を展開しているため、レンタルした手すりやスロープの設置まで一貫して行えること。夫との連携で他社にはない強みを打ち出し事業に邁進する田中社長に、仕事へかける思いを聞いた。
 
 
 

人と触れ合う心地良さを実感し介護業界へ

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 福祉用具のレンタルなどを手がける株式会社ユコールさん。田中社長はこの業界に入る前に、いろいろなお仕事をご経験されたそうですね。
 
田中 そうなんです。私は子どもを早くに授かり、長らく育児に追われていたこともあって、空いた時間に生命保険会社で保険外交員として勤めたり、飲食店で働いたりしていました。飲食店では店長候補として勤務していたものの、体調を崩してしまいましてね。それで一度仕事を辞めていた期間がありました。少し休んだ後、子どもも手がかからなくなったしそろそろまた働きに出ようと思っていた矢先に出合ったのが、介護の仕事だったんですよ。
 
名高 なるほど。それまで介護業界のご経験がなかったにもかかわらず、足を踏み入れたきっかけは何だったのでしょう?
 
田中 子どもが通う学校でのPTA活動を通じて、地域のご年配の方々と接する機会があり、その時間がとても心地良かったんですよ。なのでご高齢者をはじめ、たくさんの方々と触れ合える介護の仕事が自分の性に合っているのではないかと感じたんです。
 
名高 前職の保険外交員や飲食店での接客も、人との関わりが欠かせないお仕事です。田中社長はもともと、誰かと交流できる職業が向いているのかもしれませんね。