人と触れ合う心地良さを実感し介護業界へ

インタビュアー 名高達男(俳優)
田中 そうなんです。私は子どもを早くに授かり、長らく育児に追われていたこともあって、空いた時間に生命保険会社で保険外交員として勤めたり、飲食店で働いたりしていました。飲食店では店長候補として勤務していたものの、体調を崩してしまいましてね。それで一度仕事を辞めていた期間がありました。少し休んだ後、子どもも手がかからなくなったしそろそろまた働きに出ようと思っていた矢先に出合ったのが、介護の仕事だったんですよ。
名高 なるほど。それまで介護業界のご経験がなかったにもかかわらず、足を踏み入れたきっかけは何だったのでしょう?
田中 子どもが通う学校でのPTA活動を通じて、地域のご年配の方々と接する機会があり、その時間がとても心地良かったんですよ。なのでご高齢者をはじめ、たくさんの方々と触れ合える介護の仕事が自分の性に合っているのではないかと感じたんです。
名高 前職の保険外交員や飲食店での接客も、人との関わりが欠かせないお仕事です。田中社長はもともと、誰かと交流できる職業が向いているのかもしれませんね。