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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

図面から機械開発まで! ステンレス加工を極める
有限会社カツタステンレス 代表取締役 勝俣太志

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 富士吉田市の有限会社カツタステンレスさん。ステンレス建築金物の製造を中心に、さまざまな製品の加工を手がけておられるそうですね。
 
勝俣 ええ、駅や飛行場に取り付ける手すりやキャンプで使う焚き火台、ジュース工場やゴミ処理場、公園などの設備、さらにお寺の山門の部品や賽銭箱など、家庭用から公共工事まで、ステンレスなら何でも加工しています。弊社は加工に使う道具も自社で開発し、どんな現場でもお客様のご要望にお応えできるようにしています。この技術力こそ一番の強みです。
 
名高 それは頼もしいですね。お仕事はどのように依頼されるのでしょう。
 
勝俣 弊社の社員は私を含めて全員が職人で、営業をしたことがありません。一度、仕事を見てもらうだけで「勝俣さんの出番だよ」と電話がかかってくるんです。それに、弊社はどんなに難しい仕事も絶対に断りません。むしろ他社が断った難易度の高い仕事ばかり回ってくるんですよ(笑)。私たちも難しい仕事ほどやる気が出ますね。
 
名高 素晴らしいですね。お客さんからそれだけ高い信用を得られる秘密を、もう少し教えていただけますか。
 
勝俣 私たちは、自ら図面を描いて「こうすれば安くいいものが仕上がりますよ」とご提案します。だから、お客様から「任せるよ」とおっしゃっていただけるんです。
 
名高 その見事な現場を支える職人さんたちは、どのような方々なのでしょう。
 
勝俣 弊社は職人を募集したこともありません。「入れてください」と人が集まってくるんですよ。そうして汗を流す職人は、勤続30年以上のベテランから若者までさまざまです。みんなこの仕事が大好きなので黙々と仕事をしていますね。
 
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名高 頼もしい職人さんに囲まれて、勝俣社長は人の縁に恵まれていますね。それでは、勝俣社長が見据える有限会社カツタステンレスさんの未来をお聞かせください。
 
勝俣 今、私の娘婿が2代目として仕事のほとんどを切り盛りしていて、来年には大学生の孫が卒業して将来の3代目として入社することになっているんですよ。でも、2022年現在、78歳の私も生涯現役です。新しい技術もどんどん取り入れて勉強しこの仕事を極めたいですね!
 
名高 自分が仕事を楽しみながら、お客さんのために早く安くきれいな製品を提供する。勝俣社長は本当に素晴らしい職人さんです。ぜひ、これからも前向きな姿勢で突き進みお孫さんに事業を承継してください。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
一生懸命に取り組むことです。そのうえで、好きなものに邁進すれば、仕事が楽しくなりますよ。
(勝俣太志)
 

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