
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
花岡 はい、1991年に創業した弊社はもともと機械設計請負会社で、私も長年図面の仕事に携わってまいりました。その後、技術系人材の派遣事業も始め、2019年からはベトナム人の人材派遣業を行うようになり、そこで問題が起きました。大卒のベトナム求職者も日本で働く場合、実習生と同じように現地の送り出し機関に高い紹介料を払わなければなりません。そのため、日本では借金返済に追われがちです。しかも、日本語レベルにも問題があると今まで学んできたことを活かして仕事ができないだけでなく、日本人ともコミュニケーションが取れず、習慣の違いから求職者と求人者が理解しあえずに嫌な思いをして母国に帰られる方も出てきます。
今岡 それでは、わざわざ日本に来る意味がありませんね。
花岡 そうなんです。また、送り出し機関の担当者は人材について「日本語はすぐに覚えます」「勤勉で優秀」などと説明するものの、実際に来日しても日本語はそう簡単に身につかないので、仕事上で日本企業にもベトナム人にも負担がかかります。そこで弊社は今年6月から新しいシステムを導入しました。
今岡 どのようなシステムなのか、ぜひ、教えてください。

今岡 それはいいですね。就業後もサポートを受けられるとなおいいのですが。
花岡 ご安心ください。弊社では昨年から、日本の大学を卒業したベトナム人女性を雇用しており、経験豊富な日本語講師陣もそろっております。求職者と企業の双方が幸せになれるよう万全の支援をご提供しますよ!
今岡 お話をうかがい、チャレンジすることの大事さをあらためて感じました。私もまだ人生の夢の途中ですし、さまざまな挑戦を続けてきた花岡社長にもますます頑張っていただきたいですね。日本とベトナムの架け橋として、今後のご活躍にも期待しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
図面を引くことは趣味の延長のようで大好きです。あとは、ちょっと面倒だなと思うようなことも習慣化すると意外と慣れるものですし、失敗や苦労は時間が経てば乗り越えたことが喜びや自信になり、そこに人との出会いが加われば、楽しい思い出になりますよ(笑)。
(花岡由縁)