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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

特別な時間を演出する こだわり満載の寿司店
鮨 縁 代表 野田厚人

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 兵庫県明石市、明石銀座通りを入ってすぐの寿司店、鮨 縁(えにし)さん。本日は、野田代表と料理長の石井友規さんにお話をうかがいます。いやぁ、趣のある空間で落ち着きますね。
 
野田 ありがとうございます。私が電気工事業に携わっている関係で、照明はほとんど自分たちで施工しました。特にカウンター後部の入り込みと足元の間接照明は自信作です。
 
八木 照明の陰影が独特で素敵な雰囲気を醸し出していますよ。長い一枚板のカウンターテーブルに7席のみというのも、贅沢な空間ですね!
 
石井 ありがとうございます。吉野檜のカウンターは、木材に強い大工の後輩に無理をお願いして手に入れました。職業柄あちこちの料理店を見てきましたが、これほど立派な一枚板のカウンターに出会ったことはありません。
 
野田 当店はお客様に特別な時間を提供する、大人の隠れ家をコンセプトにしています。というのも、本業の接待で高級なお店を使う機会が増え、自分も納得できるお店を手がけたいと思うようになったんです。そんな私のこだわりを再現したのが鮨 縁です。2018年4月に開業し、おかげさまで今年2022年で5年目に入りました。
 
八木 明石という土地を選んだのも、何か特別な理由があるんですか?  
 
野田 海に近く新鮮な魚介を仕入れやすいこと、私の出身地であることも理由です。同級生の石井がこの地域で寿司職人をずっとやっていたので、出店しようと相談しました。それ以来、二人三脚で頑張っています。
 
八木 気心の知れた同級生なら安心だし、地元だからこその知識もある。明石の海も近いとなれば申し分ないですね。食材へのこだわりも教えてください。
 
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料理長の石井友規さん
石井 関西では珍しい赤酢を使用しています。本来お寿司は赤酢を使うのが通例で、江戸前ではよく知られているのですが、関西には浸透していません。食材については、タコをはじめとする豊富な地物を中心に、神戸や淡路島からも新鮮な魚介を仕入れています。その時期ならではの厳選素材を活かしたコース料理が当店の自慢ですよ。
 
八木 旬の魚介もさることながら、石井料理長の腕前も素晴らしいんだろうなあ。明石というとタコのイメージが強いです。そのほかにはどういったものが獲れるのでしょう。