現場仕事を楽しみながら対応力を培う

インタビュアー 濱中治(野球解説者)
足立 社会人としての第一歩は、船用品を主に扱う商社でした。船を動かすには乗組員の食料からエンジンのパーツまで約6000種類の商品が必要なんです。それらの商材を船舶が停泊している限られた時間内に提供する仕事、しかも船とのコミュニケーションはほとんどが英語だったので、現場対応力だけでなく語学力も養われたと思います。その後、2~3社を経て、最後に勤めた会社もすごく楽しめる職場でした。「ゆくゆくは社長を」との話もいただきましたが、指示を出す側ではなく、現場の第一線で動き回っている方が自分に合った生き方・働き方と思い、独立を決意したんです。
濱中 野球で言うとプレイングマネージャーですね。社長になるチャンスより、自分が楽しめる働き方を選ばれたところに情熱を感じます! 株式会社ミカタという社名にはどんな意味が込められているんでしょうか。
足立 近江商人の「三方(さんぽう)良し」の精神をモットーに、読みをミカタにしました。お客様の「味方」、世の中の動きを読む「見方」、お客様に徹底してケアさせていただく意味での「看方」。そうした思いを込めています。漢字を当てはめてしまうと意味が固まってしまうので、カタカナにしたんですよ。
濱中 なるほど。お客さんへの熱意や思い、仕事に取り組む姿勢が伝わる名前ですね! それでは、気になる商品の話をうかがいたいと思います。