飲食業に魅了され「トマオニ」の店長に

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
園田 私は18歳のとき、丹波市内の製材所に就職しました。その後、20歳からはトマト&オニオンでアルバイトも始めたんです。昼は工場、夜は飲食店のダブルワークをしたのはお金を稼ぐためでした。ところが、接客の中でお客様の喜ぶ姿を見るうちに、飲食の仕事がどんどん楽しくなっていったんです。すっかり飲食業に魅了され、7年で製材所を退職し、32歳のときにはトマト&オニオンも辞め、本格的に飲食業を学ぼうと、京都のイタリアンレストランで修業を始めました。
狩野 その先には、独立を見据えていらっしゃったのでしょうね。
園田 はい。しかし、2年後にトマト&オニオンのオーナーから「どうしても戻ってきてほしい」と連絡をもらったんです。私は正社員として復帰すると、まずは企業の中で自分の腕を発揮しようと決意しました。この柏原店の店長に就任し、本部から売り上げと衛生管理を認められて最優秀賞をいただいたり、幹部候補生の研修会で1位の成績を上げたりと、店舗としても個人としても実力を伸ばし経営のノウハウを身に付けることができましたね。