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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

目標は尽きることなく
人生を楽しむ冒険投資家

 

常に人生の目標を見据えながら行動する

 
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鳥谷 確かに、例えば同じスクワットでも、人によってやり方が全然違いますからね。私も現役時代は、さまざまな練習を試しながら取捨選択し、自分に合った練習メニューを構築しました。考え方としては似ているかもしれません。実際に南極マラソンを走ってみて、いかがでしたか?
 
岡崎 とにかく大変でしたね。たとえ10億円もらえるとしても、二度とやりません(笑)。
 
鳥谷 岡崎さんのこれまでの人生で経験してきた中でも、それほどまでにきついマラソンだったのですね(笑)。
 
岡崎 一番きつかったのが南極マラソン、二番目が北極マラソンですね(笑)。日本であれだけの量の練習をしたので大丈夫だろうと思っていたら、予想以上の過酷さでした。約40mごとに目印の旗が立っているので迷うことはなかったものの、雪で目の前は真っ白なうえ、気温はマイナス27℃、最大風速30mの風が常に吹く状況で、本当に死ぬかと思いましたね。でも、この経験があったからこそ、よほどのことでは動じない精神力が身に付いたのだと思います。
 
鳥谷 それが冒険投資家と呼ばれる所以なんですね。岡崎さんは、この世界にある327ヶ国すべてを訪問するという目標を立てて活動しておられるとか。2022年現在までに何ヶ国を制覇されたんですか?
 
岡崎 135ヶ国です。コロナ禍の影響で2年ほど海外への渡航ができていないので、終息した際にはぜひ再開したいですね。2020年から新たに競走馬のオーナー、いわゆる馬主としての活動も開始しました。現在は調教師らと相談しながら、所有馬の本年度デビューを目指して調整を行っています。
 
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鳥谷 ほかにも小中学生を対象にした講座も実施しておられるとお聞きしました。
 
岡崎 夏休みの宿題を1日で終わらせようというコンセプトで、毎年開催しています。子どものうちから成功体験を得られるだけでなく、どうすればより楽しく、大量の宿題を終わらせられるかと、自分自身で考えて実行する力が身に付きますよ。
 
鳥谷 私も子どもを持つ親として、子どもたちの成長につながる活動は嬉しく思います。それにしても、マラソンに海外への旅、そして馬主と、自身が挑戦すべき人生の目標を常に定めておられる姿勢は本当に素晴らしいですし驚きました!