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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

玄関先に楽しさもお届け 運送のエンターテイナー
I-line株式会社 代表取締役 村田敬二

 
プロフィール 熊本県出身。不動産会社の営業職や飲食店、鮮魚店などの仕事を経験したのち、宅配会社に就職する。5年ほど勤務して経験を積み、2020年に個人事業主として独立。同年5月に法人化して、I-line(株)を設立した。荷物を包む外箱にも傷がつかないよう細心の配慮をするなど宅配の質の向上や、宅配だけでなく顧客を楽しませる付加価値を提供することにも注力している。【ホームページ
 
 
 
外出自粛で利用者が急増したネットショッピング。その中で、宅配業者の荷物の取り扱いに不満や不安を覚えるという人も少なくないだろう。「業者には配達の品質への意識が不可欠」と語るのは、I-line(アイライン)株式会社の村田敬二取締役だ。梱包する段ボールまで大事な荷物と考え、徹底した品質管理を行う他、「お客様を楽しませる」ことも大事にしているという。安心と楽しさを玄関先まで届けたいと話す村田社長に、思いをうかがった。
 
 
 

宅配業者として世の中にどう貢献できるか

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 軽貨物運送・宅配業を手がけるI-line株式会社さん。もしかすると、私も今までにお世話になったことがあるかもしれません! というのも私はネットショッピングのヘビーユーザーなんです(笑)。最近はいろいろなものがネットで買えますからね。
 
村田 本当に便利な世の中になりましたよね(笑)。特に新型コロナウイルスによる影響で外出自粛が始まってからは、ECサイトを利用する方が増えました。私の体感としては、およそ1.3倍は増えたと思いますよ。
 
石黒 どんどん需要が増えているんですね。I-lineさんは今年2020年に独立して、同年5月に法人化なさったばかりとお聞きしました。やはり、お仕事が忙しくなったのも影響しているんでしょうか?
 
村田 ええ、コロナ禍の影響は大きいですね。ただ、忙しくなったからというのは少し違って、外出自粛に伴う不況で失業してしまった方が増えたと知ったことが大きな理由なんです。軽貨物ならではの業務委託という仕組みを活用すれば、職を失くしてしまった方をサポートできるのではないかと思ったんですよ。
 
石黒 なるほど、社会貢献の思いを込めての法人化だったんですね!
 
村田 私はこの業界に入って今年で5年目となります。その中で、本当に多くの人に支えられてきました。その恩返しとしての意味でも、よりたくさんの方に喜んでもらえる仕事をしたいと考えているんですよ。