鈴木アシュラフの駅そば行脚 File.32
新たなる旅の門出に ~東京駅「ぐる麺」~

東京駅新幹線ホーム唯一の貴重な駅そば店。18・19番ホーム北寄りにある。

女性に大人気のヘルシーそば(470円)。
東京駅から始まった 「駅そば行脚」 は、1都3県を巡り巡って、最終回で再び東京駅に戻ってきた。最終回は、「駅そば行脚」 初登場となる新幹線ホームの駅そば店を紹介しよう。
新幹線18・19番ホームの北寄りにある「ぐる麺」は、各種メディアにたびたび取り上げられている有名店だ。東京駅新幹線ホーム唯一の駅そば店であるということと、メニューに様々な工夫を凝らしていることが人気の秘訣だろう。今回試してみたのは、女性にたいへん人気があるという「ヘルシーそば」。たっぷりのワカメとおぼろ昆布をトッピングし、丼の中はほとんど麺が見えないくらいに賑やかだ。絹さやで彩りを添えるなど、細かい演出も抜かりがない。一方、大食漢の男性には、「カツ煮そば」がオススメだ。630円と値段は張るが、カツ丼の具をそのままそばに乗せるという、豪快な一杯である。注文を受けてからカツを煮るので、できあがるまでに5分ほど要する。注文する前に、発車時間との相談をお忘れなく。
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31駅32軒の駅そば店を紹介してきた「駅そば行脚」は、これにて終幕を迎えます。しかし、私の駅そば巡りはこれからも続きます。今年6月には、自身2冊目の単行本『ご当地「駅そば」劇場』(仮題)も出版される予定です。今後の活動にも、「駅そば行脚」と変わらない熱い声援をお願いいたします。拙い文章をお読みいただいたすべてのそばファンの方々に、また、お世話になったB-Plus編集部のスタッフの皆さんに、厚く御礼申し上げます。
執筆者プロフィール
鈴木 アシュラフ 弘毅(すずき・あしゅらふ・ひろき)
プロフィール 1973年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。小学生時代から一人で暖簾をくぐっていた、筋金入りの駅そば好き。これまでに巡った店は、1200軒以上。「美味い・早い・安い」のみならず、地域や店舗ごとに個性を発揮している駅そばは、没個性の世の中に一陣の風を吹き込む存在であると考え、日夜を問わず全国を駆け巡る。著書に、『「駅そば」読本』(交通新聞社)がある。



