ページ内を移動するためのリンクです。

ライフスタイル 日常の実務から離れたとき、ビジネスの新たなヒントが浮かんでくる。人生を味わい、ゆとりを楽しむ大人たちに、日々を彩るさまざまな情報を紹介します。

鈴木アシュラフの駅そば行脚 File.25

適材適所のリニューアル  ~北浦和駅「そば処中山道」~

 
 かつて北浦和駅西口階段下には、昼間は駅そば店だが夜には立ち飲み屋に変身する、一風変わった「北浦和スタンド」があった。今回は、「北浦和スタンド」を紹介するつもりで取材に訪れたのだが、行ってみたら「そば処中山道」としてリニューアルされていた。夜の顔(立ち飲み)は廃止され、明るくなった照明が煌々と店内を照らし、外観も内装も明るく清潔な印象に変わっていた。
 立ち飲みのファンとしては、この変革を残念に思うかもしれない。しかし、仕事帰りに小腹を満たしたいサラリーマンや、薄暗い照明に抵抗を感じていた女性客などにとっては、嬉しいリニューアルだろう。北浦和は、主に都心へ通勤・通学する人々が利用するベッドタウンの駅である。ベッドタウンに必要なのは、立ち飲み屋か、駅そば店か。北浦和なりの答えが、このリニューアルだ。「立ち飲み廃止」というよりも、「駅そば拡大」と前向きに受け止めるべきだろう。
 
091125_l0002_ex01.jpg

明るく、気軽に入れるイメージに生まれ変わった店。

091125_l0002_ex02.jpg

視覚的にも楽しめるオリジナルメニュー「街道そば」(480円)。

 
 
 

 執筆者プロフィール 
鈴木 アシュラフ 弘毅(すずき・あしゅらふ・ひろき)

プロフィール 1973年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。小学生時代から一人で暖簾をくぐっていた、筋金入りの駅そば好き。これまでに巡った店は、1200軒以上。「美味い・早い・安い」のみならず、地域や店舗ごとに個性を発揮している駅そばは、没個性の世の中に一陣の風を吹き込む存在であると考え、日夜を問わず全国を駆け巡る。著書に、『「駅そば」読本』(交通新聞社)がある。