鈴木アシュラフの駅そば行脚 File.18
「箱根」の神髄、ここにあり! ~新宿駅「箱根そば本陣」~

格調高い雰囲気。利用者が多く、厨房はいつも大忙しだ。

肉そば480円。青味を乗せると、見た目の印象がビシッと引き締まる。
小田急沿線の駅そばといえば、「箱根そば」。「箱そば」の愛称で親しまれているチェーンで、40店以上を展開している。しかし、看板をよく見てみると、「箱根そば」「生そば箱根」「箱根そば本陣」「箱根茶屋」と、駅によって店名が若干異なっている。実は「箱根」ブランドの駅そばは全店舗同一会社の運営ではなく、3社がそれぞれに店舗を運営しているのだ。そのためもあり、店舗によってじゃっかんトッピングや値段等が異なる。
新宿駅小田急西口地下改札外にある「箱根そば本陣」は、3社のうち最も多くの店舗を運営している小田急レストランシステムの中でも本店といえる店舗だ。
人通りの多い立地で、いつ行っても賑わっているこの店舗では、値段をじゃっかん高めに設定している。その反面、他店舗では用いないおひたしを添えるなどのオリジナリティを発揮している。写真は、肉そば480円。「箱根そば」特有の甘みが勝ったつゆには、蛋白質系のトッピングがよく合っている。
執筆者プロフィール
鈴木 アシュラフ 弘毅(すずき・あしゅらふ・ひろき)
プロフィール 1973年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。小学生時代から一人で暖簾をくぐっていた、筋金入りの駅そば好き。これまでに巡った店は、1200軒以上。「美味い・早い・安い」のみならず、地域や店舗ごとに個性を発揮している駅そばは、没個性の世の中に一陣の風を吹き込む存在であると考え、日夜を問わず全国を駆け巡る。著書に、『「駅そば」読本』(交通新聞社)がある。



