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ライフスタイル 日常の実務から離れたとき、ビジネスの新たなヒントが浮かんでくる。人生を味わい、ゆとりを楽しむ大人たちに、日々を彩るさまざまな情報を紹介します。

鈴木アシュラフの駅そば行脚 File.05

ひと味違う、赤看板  ~秋葉原駅「あじさい茶屋」~

 

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  平成8年に誕生した「あじさい茶屋」は、その後驚くべき勢いで店舗数を増やし、首都圏のJR沿線で圧倒的なシェアを占めるまでに成長した。その過程では、「駅そばから個性が消えた」と嘆くファンの声が聞かれた時期があった。しかし、その声が経営陣に届いたのだろうか、最近は店舗ごとに個性を出す経営戦略がうかがえるようになってきた。

 通常、「あじさい茶屋」はオレンジ色の看板を掲げているのだが、JR秋葉原駅昭和口改札脇の店舗は鮮やかな赤い看板を掲げている。赤い看板の「あじさい茶屋」は、工場で茹でた麺ではなく、生そばを店内で茹で上げる本格志向の店だ。麺は風味が強く、少々舌にザラッと触る食感もまたよい。オレンジ看板の店舗よりも30円ほど高い値段設定だが、30円を上乗せする価値は充分にある。写真は、350円のたぬきそば。なお、つくばエクスプレス守谷駅改札外の「あじさい茶屋」も、赤看板。この2駅は要チェックだ。
 
 
 

 執筆者プロフィール 
鈴木 アシュラフ 弘毅(すずき・あしゅらふ・ひろき)

  1973年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。小学生時代から一人で暖簾をくぐっていた、筋金入りの駅そば好き。これまでに巡った店は、1200軒以上。「美味い・早い・安い」のみならず、地域や店舗ごとに個性を発揮している駅そばは、没個性の世の中に一陣の風を吹き込む存在であると考え、日夜を問わ ず全国を駆け巡る。著書に、『「駅そば」読本』(交通新聞社)がある。