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ライフスタイル 日常の実務から離れたとき、ビジネスの新たなヒントが浮かんでくる。人生を味わい、ゆとりを楽しむ大人たちに、日々を彩るさまざまな情報を紹介します。

鈴木アシュラフの駅そば行脚 File.03

〆の一杯に、季節の天ぷらを添えて  ~中目黒駅「吉そば」~

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 いくらエキナカが発達したとはいえ、そこには必ず「構内営業」の制約が立ちはだかる。その点、駅舎の外にある店舗は有利である。人の流れという観点では不利ではあるが、制約を受けないという利点を活用すれば、そこに新たなビジネスチャンスが生まれてくる。

 中目黒駅を出て、路地を一本挟んだところにある「吉そば」は、この利点を活かして24時間営業を実現している。今では24時間営業の飲食店も珍しくないが、駅そばとしては「吉そば」が草分け的な存在。深夜労働者や、飲んだ帰りの「〆の一杯」などに、重宝されているようだ。また、この店では、大盛り無料サービスを実施したり、季節感のある限定食材を提供したりといった工夫も行っている。写真は、珍しいアスパラ天そば(380円)。適度に歯に触る繊維質が心地よい。大盛りを希望する場合は、黙っていると並盛りで出てきてしまうので、食券を渡すときにハッキリ「大盛りで!」と伝えよう。 

 

 執筆者プロフィール 
鈴木 アシュラフ 弘毅(すずき・あしゅらふ・ひろき)

 1973年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。小学生時代から一人で暖簾をくぐっていた、筋金入りの駅そば好き。これまでに巡った店は、1200軒以上。「美味い・早い・安い」のみならず、地域や店舗ごとに個性を発揮している駅そばは、没個性の世の中に一陣の風を吹き込む存在であると考え、日夜を問わず全国を駆け巡る。著書に、『「駅そば」読本』(交通新聞社)がある。