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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

キャラクター版権のプロ
作品の力を生かし商品に

 
 
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水野 と、いいますと・・・?
 
小田嶋 私は古い児童書や絵本に登場して今も世界中で見かけるような、世代を超えて長く愛されるキャラクターたちが大好きで、それがこの仕事に就いた動機でもあるんです。なので、流行に頼ってビジネスをするより、50年、100年と長く愛されるキャラクターをじっくり育てていくほうが、自分の性に合っていると思っています。しかし、エージェントとしては移り変わりの早い今のニーズにも追いつかなければいけないので、そこのバランスをどう取るのか、いつも考え続けていますよ。
 
水野 キャラクターへの愛を感じますね。
 
小田嶋 長い歴史を経てきたキャラクターには何かメッセージ性が感じられて、私たちを励ましたり、時に勇気を与えてくれたりします。そうした作品に込められた力を最大限尊重することも、私たちエージェントの大切な役割です。
 
水野 わかります。好きなキャラクターの世界観をゆがめたようなコラボ商品が目に入ったときの「ビジネス先行なのかな」という複雑な気分も、反対に、これはうまいなと思えるベストマッチなコラボ商品に出合ったときの「倍の金額を払ってでも買わざるをえない!」という高揚感も、どちらも経験してきましたので(笑)。
 
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小田嶋 エージェントは、売り手と買い手を仲介するだけの気楽なブローカーみたいに思われがちです。でも本当は、作家さんの世界観を守りたい権利元さんの側と、計画通りに商品を出したいメーカーさんの双方に対して責任がある、とても厳しい仕事なんですよ。時には一方にNOと言わなければならない局面もあります。厳しいですけれど、苦労して形になった商品で誰かを笑顔にできたらそれだけで報われますし、それこそが一番のやりがいですね。
 
水野 素敵ですね。今後も、その思いを大切に、事業を続けていってください。
 
小田嶋 ありがとうございます。いつか、自分たちでプロデュースしたキャラクターを世に出すのが夢です。エージェントとしては、海外に行ってまだ日の目を見ない素敵なキャラクターを掘り起こし、日本に持ってきたいですね。どちらも時間がかかるでしょうが、何度も言うように人生一度きり、必ず実現させます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人生一度切りだと思って真剣にやりたいことを考えて行動する。ゴールが自分の描いたものと違っていても、近い形にはなるはずですし、その努力する道のりは多少つらいことや苦しいことがあっても、やっぱり楽しいものです。
(小田嶋剛志)
 

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