
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
三橋 はい、営業、営業企画、人事・労務・管理等の業務で北海道から兵庫まで多くの事業所を経験しました。営業職・美容職・事務職等のさまざまな職種、正社員・パート社員の雇用形態があり、また9割近くは女性という職場環境でいろいろなことを学べた貴重な機会だったと思います。営業・営業企画のほか、人事や労務、管理業務や労働組合の業務など多様な仕事をこなすうち、現場スタッフの働き方改革や楽しく長く働ける環境をサポートしたいと考えるようになりましてね。独学で労務や法律なども学びました。そして、管理職と従業員双方の立場がわかる自分なら、誰もが活き活きと働ける会社づくりのお手伝いができると思い、社労士事務所を開業したんです。
石黒 つまり、起業という目標のためではなく、人の役に立つために開業されたのですね。
三橋 そうなんです。社労士の資格も、もともと部下やスタッフのスキルアップや職場環境の改善をより的確にサポートするために専門的な知識が必要だったので取得しました。
石黒 素敵です。現場を知り尽くしてきた経験値と、労務・法律の専門知識、そして人助けへの熱い思いが、社労士という肩書に秘められているのですね。