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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

薬剤の製造をより円滑に 現場目線の搬送機械設計
株式会社Dpro CEO 大道一行

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 製剤関連機器機械設計を行う株式会社Dpro(ディプロ)さん。大道CEOは2000年頃に設計の世界に入り、約20年のご経験を持つそうですね。
 
大道 はい。空調関係の会社でクリーンルームの設計に関わるようになって以来、設計の仕事に携わっています。2015年に独立し、2020年に株式会社として法人化しました。
 
畑山 具体的にどういったものを設計しているのでしょうか?
 
大道 製薬工場の錠剤搬送機械です。薬剤の製造には、原材料の粉末を固形化したり、製造番号を印字したりするなど、工程ごとにさまざまな機械を使用します。それら各工程を連結し、スムーズに製造を行えるように、錠剤を搬送するコンベアや容器を持ち上げて次の装置に投入するリフトなどを設計しているんです。
 
畑山 製造ラインに深く関与する部分を担当されているわけですね。クライアントはやはり製薬メーカーになるのですか?
 
大道 大元のクライアントは製薬メーカーですね。ラインに乗せる機械の選定と設置場所が決まった時点で、弊社に搬送機械の依頼が来ます。依頼の受注から納品までの期間は、打ち合わせも含めて最短で約2ヶ月です。もちろん、ラインの規模によっては長丁場になることもあります。これまでに最長で8ヶ月を費やした案件もありますよ。
 
畑山 8ヶ月ですか! それほど時間を要するお仕事だとは驚きだな。
 
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大道 機械のレイアウトは工場や製造する薬剤によって異なるので、基本的にオーダーメイドの設計になるんですよ。今までのノウハウだけではできない案件も多くあります。図面を前に、一日中悩んでいる日もありますよ。考えているときは辛いものの、その分、完成したときは小躍りするくらい嬉しいです(笑)。
 
畑山 なるほどなぁ。いつも何かしら壁があり、それを乗り越える喜びを味わえるわけですね。
 
大道 もっとも、経験や知識がまったく活かせないわけではありません。というのも、製薬という特性上、例えば錠剤に影響をおよぼさないように使用する金属はステンレスでなければならなかったり、洗浄管理ができるようにしなければならなかったりと、いくつもの制約があります。それらのルールを遵守するためには、経験や知識が必要となるんです。
 
 
 
 

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