整形外科医として経験を積み、肩甲骨に着目

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
田中 私は1981年に弘前大学卒業後、大阪市大整形外科学教室に入局し、小児グループにお世話になり、先天性股関節脱臼の研究を行い、1987年に同大学院を修了しています。その後、同年4月から2年間、京都府下の国保病院に勤務しました。それからも救急病院である、(旧)医療法人豊昌会林病院に3年勤務し、臨床医としての経験を積んできました。
狩野 ドクターとして、実に40年近いキャリアがあるんですね。
田中 はい。2020年12月現在の今日までいつの間にか約40年もたってしまいました。1992年4月からは医療法人寿楽会大野記念病院で整形外科部長、そしてリハビリテーション科部長を務め、2006年4月まで勤務したのち、同年6月に当クリニックを開業しています。なお、大野記念病院に在職中に、スポーツ動作での「肩甲骨および周辺筋」の重要性に着目しました。この部は当時、一般にはほとんど注目されておらず、現在に至るまで地道にライフワークとして研究活動をしてきました。
狩野 肩甲骨についての研究ですか。野球にたずさわってきた者としてはとても気になりますね。ぜひ、詳しくうかがいたいです!