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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

有言実行の信頼と社長力
エンジニアとともに成長

 

エンジニアの価値を高め、共に成長する

 
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吉井 野原社長のお話をうかがってきて、業界の知られざる現状を知り、将来的な新しい可能性も感じました。今後はどういった展望をお持ちですか?
 
野原 エンジニア業の価値を代わりのきかない業種にまで高めるとともに、会社も成長させていきたいです。現在9名のスタッフが在籍しており、会社設立1年となる来年2021年7月には20名体制を目指しています。会社としては、「請け負い」の仕事を取りながら成長したいですね。その先は、50名から100名くらいの規模を想定しています。
 
吉井 すごい! まさに、経営理念の「大志」「野心」あふれるビジョンですね。
 
野原 はい。私は北海道出身です。かつて札幌農学校の教頭を務めておられたウィリアム・スミス・クラーク博士の「少年よ大志を抱け」という言葉を身近に感じながら育ちました。今でも、大志を持ちながら仕事をするというのがモットーです。エンジニアは年齢制限が暗黙の了解とされる風潮があり、多重下請け構造により上には昇って行きづらい職業と言われています。スタッフにはいずれ独立もしてほしいと考えていますし、1000万円プレイヤーを目指してほしいとも思っています。
 
吉井 スタッフさんたちへの熱い思いが伝わってきますよ。
 
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野原 スタッフが路頭に迷うような姿は見たくありません。ですから、経営教育も各々の契約開示時に実施しています。自分の市場価値を知るのは大切なことです。目標を共有できるので、同じ方向を向いて進みやすい利点は大きいでしょう。そういった考えを共有できる仲間を、今後もっと増やしていきたいですね。自分の考え方、概念を伝えることがアイデンティティだと思うんですよ。
 
吉井 なるほど。ただ、会社の成長とともに有言実行のハードルも高くなっていきそうですね。
 
野原 そうかもしれません。しかし私が自分の考えを積極的に発信する理由には、会社が大きくなっても理想と信念が変わらないようにしたいという思いもあります。大切なことを見失わないように、自分自身の言葉に良い意味で縛られながら成長していければ嬉しいです。人のための行動も、巡り巡って自分のためになります。それができなかったら、私は私ではなくなると思うんです。
 
吉井 2度目の起業は、1度目の失敗を無駄にしまいとする野原社長の、理想と信念の結果だとあらためて思いました。人材教育にも注力し、今後もますます事業を大きくしてください。東京から、新しいエンジニアの価値観を広げてくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
理想と信念を貫くことです。自分が正しいと思うことにまっすぐ進めていることが、楽しくてしょうがないですね。
(野原賢太郎)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 LIJ株式会社
■ 本社 〒163-1030 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーセンターN30F
■ 事業内容 システムエンジニアリングサービス業
■ 設立 令和2年7月
■ 従業員数 9名
■ ホームページ https://los-ij.jbplt.jp