B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

再起の思いを込めて 珠玉の野菜寿司を握る
野菜寿司 菜季 折橋三千成

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 2020年3月にオープンした大阪府堺市の野菜寿司 菜季さんにお邪魔しています。私は野菜のお寿司は初めてです。折橋代表は京都の料理旅館の総料理長をお務めだったそうで、彩りも美しく上品なお寿司ですね。
 
折橋 ありがとうございます。SNS上で写真を見て、遠方からわざわざ足を運んでくださる方もいらっしゃるんですよ。
 
八木 そうでしょう。本当に見た目がきれいで“映え”るお寿司ですからね。独立までのお話も、ぜひお聞かせください。
 
折橋 私は精進料理や和食を極めたくて、17歳からこの道に入りました。それで京都の東山で修業をし、料理旅館はミシュランの星をいただくまでになったのです。ところが2011年頃、交通事故に遭い大怪我を負ってしまいまして。外傷性くも膜下出血脳挫傷で、生死の縁をさまよい、臭覚と味覚を失ってしまいました。
 
glay-s1top.jpg
八木 臭覚と味覚を失われたとは。華々しいキャリアから一転、さぞ苦労なさったことでしょう。そこからどのように、独立に至ったのか気になります。
 
折橋 臭覚と味覚は料理人にとって命ですから、本当に落ち込みました。つい最近まで「料理をやめてしまおうかな」と悩み続けていたほどです。9年間考え、やはり私には料理の道しかない、このままでは後悔すると思い直し、新規開店を決意しました。そしてせっかく店を開くのだから、何かオリジナリティがあるものをと思い、野菜寿司の店に決めたんです。最初は大変でしたけれど、勘といいますか、経験上、料理に関することは体が覚えていますし、過去のレシピを残していたのも役立ちましたね。料理の盛り付けには自信がありますので、見た目の美しさにもこだわっていますよ。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事