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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

諦めない心と代替医療で がんの克服に魂を込める
医療法人社団鳳龍会メディアートクリニック 前山和宏

 
プロフィール 東京都出身。日本大学医学部卒業。研修医を終えてからは国立病院の総合診療科・消化器科で抗がん剤治療に従事する。1998年からクリニックの院長を歴任し、2012年からは医療法人社団鳳龍会メディアートクリニックの理事長・院長を務めている。現在はがんや難病の患者を専門とし、MKヨード療法をはじめ、三大療法の枠にとらわれない代替医療による克服に注力。著書に『末期がん逆転の治療法』(幻冬舎)がある。【ホームページ
 
 
 
冷静な医師による診断は、信頼に値する。しかし、いざ自分が余命宣告をされたとき、その診断を素直に受け入れられるだろうか。「探せば他に手があるのでは」と考えるかもしれない。人として当然の思いに寄り添い、がんや難病の克服に向けて力を尽くしてくれるのが医療法人社団鳳龍会メディアートクリニックの前山和宏院長。「諦めてはいけない」と何度も語るその熱意は、多くの人に今までにない勇気を与えてくれるはずだ。
 
 
 

必ず治すという思いが病に立ち向かう原動力

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 医療法人社団鳳龍会メディアートクリニックさんは、がんや難病の代替医療に注力する非常に珍しい医院だそうですね。患者さんはどのような層の方が多いのでしょうか?
 
前山 下は8歳から上は90代の方までさまざまです。最近は30代の方も多いですね。共通しているのは、医師から「手の施しようがありません」と言われた方ということです。
 
石黒 まさに駆け込み寺的存在なんですね。病院からそのような診断を受けても、諦めずに治療を受けたいと思う気持ちは、すごくよくわかります。
 
前山 「治りません」と医師に言われて、「はいそうですか」と納得なんてできませんよね。それに私は、現代医学の垣根を超えれば、がんや難病でも治る可能性はあると考えています。そして、諦めたくない患者さんやご家族の思いに応えるべく、さまざまな治療法を開発してきました。
 
石黒 「必ず治す!」という患者さんの強い思いの灯を消してはいけないと、前山院長はお考えなんですね。
 
前山 ええ、治る希望を見出せない医療は医療ではありません。患者さんにできる限りの治療をさせていただきたいという使命感が私の原動力です。