地域に密着しながら左官一筋30年

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
田中 そうですね。40代くらいだと、塗装業との違いがわからない施主様もいらっしゃいますからね。ですので、この狩野さんとの対談をきっかけに、機械ではカバーしきれない、手作業でしか補えない左官業という職種を世の中の皆さんに伝えたいと思っているんですよ。
狩野 私の父も建築関係者だったので、職人さんの仕事へのこだわりは理解しています。今日は田中さんに、左官業の魅力についてしっかりとうかがっていきたいですね! その前に、まずはイワミ屋さんの屋号の由来や、田中さんご自身のこれまでの歩みからうかがいましょう。
田中 イワミは私の出身地である島根県の石見から命名しました。20歳から左官一筋でやってきたので、今年2020年で、もう30年になりますね。この加古川市には、妻の実家があった縁から移住してきたんですよ。
狩野 なるほど、イワミ屋さんの名前の謎がやっと解けました! 故郷への思いが詰まった素敵な名前だと思います。