経理から多面的に中小企業をサポート

インタビュアー 鎮西寿々歌(タレント)
北山 はい。売上高や経費など、企業経営に関する1年間の数字が、きちんと事実に基づいているかどうか、また、会社内部のチェック機能がキチンと整備され、運用されているのか。そして取引が会計基準等に基づき処理され、適切に財務諸表に反映されているのか。それらを包括的に監査するのが公認会計士の代表的な「内部統制監査や財務諸表監査」という仕事になります。
鎮西 なるほど。現在は公認会計士業務で得た知識と経験を活かしながら、クラウド会計ソフトfreeeの導入を推進されているとうかがいました。
北山 その通りです。クラウド会計ソフトを導入するだけでなく、企業経営を多面的にサポートしています。
鎮西 幅広いアプローチで企業を支援されているんですね。やはり、経営者と関わる機会が多いのですか?
北山 基本的には経営者さんと関わる機会が多いのですが、バックオフィスの担当者の方も同時に会う機会も多くありますね。実際の会社の舵取り役は経営者さんであるものの、トップと現場の声に乖離があることも多いので、打ち合わせの際はバックオフィスの担当者の方を交えてお話を伺います。事実をヒアリングし、本質的な課題が何になるのか、そこを見極めた上でニーズに合う取り組みを提案するわけです。その点では、お客様のニーズに最適な商品を紹介するショップ店員さんや家電量販店の店員さんの役割に近いと思います。