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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

予算も設計も工夫次第
現場出身だからこそ

 

家の完成はゴールではなくスタート

 
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吉井 これまでのお話をうかがって土屋代表が建築設計のお仕事を心から楽しんでいらっしゃることがとても伝わってきました! そんな土屋代表がお仕事をする中で大切にされている考えはありますか?
 
土屋 家の完成がゴールではなく、お客様にとってのスタートだということですね。施主様やそのご家族に長く愛していただけるお家にするための最善の方法は何か、いつも考えながら仕事をしています。
 
吉井 確かに、つくり手にとっては“完成”をゴールと思いがちですが、実際はそこからお客さんの生活が始まるわけですもんね。
 
土屋 ええ。なので、完成して終わりではなく、完成後10年、15年が経ってもできる限りメンテナンス等お手伝いするようにしています。一般的に設計事務所というと敷居の高いイメージがあると思います。でも、もっと気軽にご相談いただくなど、身近な存在として利用していただけると嬉しいです。
 
吉井 気さくなお人柄の土屋代表なら、とても相談しやすいと思います! でも確かに、一般的には設計事務所は敷居が高いと言われればそうかもしれないですね。コスト面でもハウスメーカーを選ぶ人も多いんじゃないかなぁ。
 
土屋 おっしゃるとおり、設計事務所に頼むとお金がかかると思われがちですね。でも、我々もハウスメーカーと同じでご予算の中で行うことが大前提です! 違うのは、完全に自由設計な点です。ハウスメーカーはバランス重視で予算を配分する一方、我々はメリハリをつけられます。つまり、ある部分ではコストを徹底的に押さえ、こだわりたい部分には目一杯、良いものを使えるんです。
 
吉井 なるほど! そこもアイデア次第なわけですね! 私だったらどうだろう・・・主人はお風呂だと思うから・・・うん、やっぱりキッチンだな! あとは天井の高さでしょ、そして日当たりの良さにもこだわりたいし・・・和室もいいよなぁ。・・・って、土屋代表の作品を見ていると、細かいところまでどんどん希望を言いたくなっちゃいます(笑)。
 
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土屋 もちろん、大歓迎です! 木製建具や階段の手すりなど細かい部分までこだわりますよ。詳細まできちんと設計しておくと、施工する側も仕事を進めやすくなるんですよ。
 
吉井 素晴らしいですね! 先ほども言ったように職人さんのお仕事も熟知されていらっしゃるから現場との連携もスムーズでしょうし、施工期間も短縮されそうで、施主さんにとっても嬉しい限りだと思います! 土屋代表が思い描く展望もぜひ教えてください。
 
土屋 最近は、新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及しました。そこで、家族を気にせず落ち着いて仕事ができる空間づくりなど、今後は時代や働き方の変化に合わせた新しい住まい方にも対応していかないといけないですね。この仕事は60代でも若造と呼ばれる世界なので、体が動く限り仕事を続けたいですね。
 
吉井 今日はすごく興味がひかれるお話ばかりで、とても楽しかったです! 土屋代表に家をつくってもらいたいという人はたくさんいらっしゃると思いますし、これからも多くの方に良い家を提供できるように頑張ってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様と楽しさを共有しながら家づくりをすることですね。自分自身が楽しんで仕事をすること、それがお客様に喜んでいただける仕事につながって行くのだと思っています。
(土屋隆志)
 
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■ 設立 平成11年3月
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