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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

時代を超えて人の生活や 幸せを支える土木建築業
株式会社西建 代表取締役 西川浩史

 
プロフィール 大阪府出身。大阪工業大学土木工学科を卒業。大手建設会社に就職し、現場監督として4年間在職した。26歳のときに独立し、(株)西建を設立。土木建築会社として、阪神淡路大震災で被災した地域の復興事業に取り組んだ。どんな仕事も最後までやり遂げる責任感が評判を集め、現在は民間の工事だけでなく道路や水道、教育施設など公共工事も多数手がけている。【ホームページ
 
 
 
ものづくりで達成感を得る瞬間は2回あるという。1回目はものが完成したとき。2回目は、つくったものを使ってもらい、喜んでもらえたときだ。それなら完成後、数十年にわたって多くの人が利用する道路や学校をつくる仕事の達成感はいかほどなのだろう。「土木建築業ほど達成感のある仕事はないと思う」と胸を張るのは、株式会社西建の西川浩史代表取締役。その仕事観やものづくりへの考え方、そして地元・太子町への思いをうかがった。
 
 
 

公共・民間の両事業で多数の工事を受注

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 関西エリアで土木工事、建築工事を手がけている株式会社西建さん。まず、西川社長のこれまでの歩みを教えてください。
 
西川 私は大阪府南河内郡太子町出身で、大阪工業大学土木工学科を卒業後、大手建設会社で4年間、現場監督を務めました。父も経営者だったので、ゆくゆくは自分も会社を立ち上げたいと考えていましたね。そして、お世話になっていた先輩が退職したことをきっかけに、独立を決意しまして。26歳で起業しました。
 
八木 事業としては、最初から土木建築に取り組んでいたのですか?
 
西川 ええ、独立の少し前に阪神・淡路大震災があったので、土木建築業者として復興事業にあたりました。その中で担当した、宝塚のゴルフ場の造成工事は今でも思い出に残っています。
 
八木 起業当時からそんなに大きな現場も手がけられたんですか! 現在はどのような仕事を行っているのでしょう?
 
西川 土木では公共事業としての道路築造や上下水道工事、民間では敷地造成や外構工事のほか、最近では太陽光発電システムの大型敷地造成工事なども増えてきましたね。建築でも、教育施設や体育館などの公共事業と、民間の構造物の築造工事を手がけていますよ。