ESを重視した事業を展開

佐伯 設立当初から、1年目に20店舗を出す計画でしたからね。その頃から売り上げだけではなく、ES、顧客満足度(以下CS)のすべてにおいて、脱毛サロン業界で日本一になるという目標を掲げています。現在があるのは目標に向かって、全社一丸となって取り組んできているから。もちろん、当初は苦労もありました。店舗という箱をつくるのは簡単なんです。でも、そこにどのように人を集めて、どう教育を施して定着してもらうのか。それに対応するのは楽しくもありましたけど、苦労の連続でしたね。
聞き手 特に苦労したのはどういった部分でしたか。
佐伯 スタッフとのコミュニケーションですね。当初は私が各店舗に出向いていましたし、全スタッフの日報をすべて自分でチェックしていました。しかし、店舗が増えるに連れて、各現場に行ける頻度が減ってきて、スタッフとのコミュニケーションを店長に任せるようになっていったんです。そのため、私自身が現場のみんながどのように頑張っていて、どのように苦労しているのかが見えづらくなってしまいました。ESアンケートでも不満の意見などが増えていたし、これはマズイと。