プロフィール 愛知県出身。高校卒業後から40歳まで、輸入車の販売店に勤める。22年の仕事歴の中で、業界の低迷を感じて独立を決意。自身の経験と知識を活かして、輸入車の注文販売、買い取りを主とする車の専門店、THE CARをオープンした。個人店ならではの人情味ある接客でサービスを展開している。【ホームページ】
THE CAR(ザカー)は輸入車の注文販売を主な事業としている。山田昇平代表は大の車好き。長年にわたり業界で培ってきた知識や経験をもとに、顧客のメリットを一番に考えたサービスを展開している。「依頼されていない部分でも気になる箇所は修理することがある。結果として利益が減ってしまったとしても、お客様に喜んでいただけるのなら嬉しい」と語る山田代表に、仕事に対するこだわりなどをお聞きした。
車好きが高じて自分の店を開く

インタビュアー 水野裕子(タレント)
山田 私は高校を卒業してから、主に輸入車を取り扱う自動車販売店で働き始めました。それから40歳まで同じ会社に勤めていたので、20年以上自動車販売の業界にいたことになりますね。近頃は業界の低迷を感じていたこともあり、独立して自分の店を持つことにしました。
水野 業界が変化した理由は、時代の流れで若者などが車にあまりお金をかけなくなったからでしょうか。それにしても、お仕事を通じてそれを肌で感じていた山田代表が独立という道を選ぶとは、チャレンジャーですね。
山田 もともと車が大好きなこともあって、自分のしたいように自動車販売店の経営をしてみたいと思ったんです。もしそれでもダメだったらきっぱり諦めようと思ったんですよ。ただ、儲けのことも考えなければならないのにサービスしすぎてしまうこともあります。例えばお客様の車を見て、依頼されていなくても気になる箇所があると無償で修理することがありますからね(笑)。
水野 車好きな自分と、経営者としての自分のせめぎ合いがあるんですね。でもそれは、お客さんにとってはありがたいことだと思います!