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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

培ったノウハウを広め
誰でもできる運送業へ

 

ドライバーの質を上げることで生活を守る

 
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矢部 ドライバーさんにはどのような条件で仕事をしてもらうのでしょう。
 
山口 まず契約をするときに、株式会社Byuuの一員として一つひとつの行動に責任を持ってもらうことを誓約していただきます。こちらが仕事を依頼し、個人事業主として働くことになりますので、車両の維持費や駐車場代、携帯電話を使用する通信費などは、個人の負担になることについてもお話しします。
 
矢部 ということは、会社経費のようには精算できないんですね。
 
山口 そうです。例えば月額で40万円稼いでも、経費を引いたら25万円ぐらいになることもあります。こういった細かいことを事前に説明しておかないと、「話が違う」と思ってしまうドライバーもいますので。このあたりを事前に納得してもらって、例えばその代わりに、働いた分だけ自分のお金になるということをお伝えします。そうすることで、向上心を持って仕事に取り組んでいただけるんです。
 
矢部 そうですか。私はよくインターネットで買い物をするんです。お店で重いものを買うと持って帰るのが大変ですし、注文した翌日に届くこともあって便利。だから、運送業者のお仕事が増えているという実感はあります。仕事があるのだから、働いた分だけ稼ぐことも可能ですよね。
 
山口 はい。そのうえで大切なことは、「配達している荷物は自分のものではなくて、商品を買っていただいたお客様のもの」なんです。それを自覚してもらい、荷物を大切に扱うように指導しています。
 
矢部 そこがこのお仕事で大事な基本的なところですものね。配送ドライバーさんの中には、すごく印象のいい方もいれば、残念なことにそうじゃない方がいることもありますよね。定期的に荷物を届けてもらっているうちに仲良くなったドライバーさんが相手だと、ちょっとくらい段ボールが濡れていたとしても気にならないこともあります。
 
山口 わかります。届け先での印象のよくないドライバーがクレームの原因をつくってしまう場合もある。そういった意味でも、ドライバーの育成がとても大事だと思っているんです。
 
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女性も活躍中。(左)は山口社長の妻、絵理氏
矢部 聞いたところによると、運送業で働いている方はすぐに辞めてしまう人が多いらしいんです。御社の場合はどうですか?
 
山口 家庭の事情で仕方なく退職した方が今年、2019年は1人いたくらいで、実質は0人です。みんな活き活きと働いていますよ。
 
矢部 え!? 0人ですか? それはすごいです! 安心して働ける環境があるから、退職される方も少ないんでしょうね。
 
山口 そうだと思います。自分自身が責任を持って働いていると、お仕事の依頼も増えていくんですよ。つまり、配送品質を向上することは、自身の生活を守ることでもあるんです。