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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人と人をつなぐ人力車で
風を感じる快適な観光を

 

サービスとは顧客の期待を裏切らないこと

 
タージン 今、俥夫は何人いらっしゃるんですか?
 
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荻野 10人です。下は18歳から上は46歳まで。女性も2人いますよ。
 
タージン 女性でも人力車を引けるんですか?
 
荻野 ええ、大丈夫ですよ。人力車は体力が必要で大変だと思われがちですが、実はコツさえつかめば坂道だって上れるんです。
 
タージン そうだったのですか! 驚きました。でも、お客さんをご案内するには土地勘だけでなく、観光名所などの深い知識が必要ですよね。どうやって身につけるのでしょう。
 
荻野 弊社では約2週間の研修期間を設けています。人力車の引き方からガイドの仕方、営業や接客までみっちり教えますよ。最近は海外から観光で来ているお客様も多いので、英語や中国語の勉強もします。もちろん個人差があるので、2週間というのはあくまでも目安です。デビューできる状態かどうかをしっかり見極めてから現場に出てもらっています。
 
タージン それぞれデビューできるまでの期間が違うんですね。
 
荻野 はい、そこはシビアですよ。私はサービスというのはお客様の期待を裏切らないことだと思っていますので、どの俥夫が担当しても同じようにレベルの高いサービスを提供できるようにしたいんです。そこは、スタッフ全員が共有している思いですね。
 
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タージン きちんとした知識を持った俥夫がエスコートしてくれるところが、ことぶき屋さんの大きな強みなんですね。これからはAIの時代になると言われているからこそ、人と人との触れ合いが大切だと思います。それを求めるお客さんも増えるかもしれないですよね。
 
荻野 そうですね。昔の人力車はA地点からB地点へ運ぶだけのタクシーのようなサービスでした。今は、そこでしか味わえない非日常的なものとして楽しんでいただくものに変わってきていると思います。観光地ならではの風情を感じてもらえたら嬉しいですね。ですから、AIの時代が到来しても、人とのコミュニケーションが欠かせない人力車の需要はなくならないと信じています。
 
タージン 確かに人力車には他にはない、独特の人の温もりがありますからね。
 
荻野 それに自分が一生懸命ご案内してお客様の期待に応え、心から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたときは本当に感動と達成感に包まれるんです。満足げな笑顔が俥夫にとって大きなパワーになりますね。
 
 
 
 

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