B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人と人をつなぐ人力車で 風を感じる快適な観光を
株式会社インフィニ/人力車ことぶき屋 代表取締役 荻野宏

 
プロフィール 京都府出身。コンピューターのSEとして企業に5年間勤務し、その後は物流業、飲食業に携わる。2001年、38歳のときに人力車業界に入る。2012年に(株)インフィニを設立し、人力車ことぶき屋をオープンした。奈良公園を拠点に顧客の要望に合わせ、有名な観光地から穴場スポットまでを熟知した俥夫が最適なルートを提案。期待を裏切らないレベルの高いサービスを目指している。【ホームページ
 
 
 
奈良公園を中心に観光客を乗せて疾走する人力車ことぶき屋のスタッフたち。運営する株式会社インフィニの荻野宏代表取締役は、「サービスとはお客様の期待を裏切らないこと」だと語る。在籍しているのは18歳から46歳まで10人の俥夫。キャリアに関係なく、豊富な知識と会話が弾む高いコミュニケーション能力が自慢だという。人との触れ合い、人の温もりを何よりも大切にしている荻野社長に人力車業界の今をうかがった。
 
 
 

物流・飲食業界での経験を経て人力車業界へ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー タージン(タレント)
タージン 奈良県で観光人力車事業、婚礼やイベントの演出を手がけていらっしゃる人力車ことぶき屋さん。運営する株式会社インフィニの代表である、荻野社長のこれまでの歩みからお聞きします。起業する前はどのようなお仕事をしておられたのでしょう。
 
荻野 就職前にアルバイトで働いていた物流会社の社長が飲食業界へ参入した際、店舗開店に携わりました。その後、コンピューターのSEとして企業で5年間働き、以前関わっていた飲食店に戻ることに。店長として2年間勤務し、次店舗開拓を担当しました。そうしてさまざまな経験を積んだ後に、本業の物流事業責任者として38歳まで勤務したんです。
 
タージン まったくの畑違いの業界をいくつか経験してきたのですね! それがどうして人力車の仕事につながったのか興味深いです。
 
荻野 友人の、人力車のえびす屋奈良店という会社社長に、昔から誘われていたんです。なかなか人力車業界に飛び込む決心ができなかったのですが、2001年に38歳になった際、ようやくやってみようと決意しました。
 
タージン では、2019年現在18年ものご経験を持っているのですね。独立されたのはいつですか?
 
荻野 50歳のときなので、2012年です。
 
タージン なるほど。それにしても、ことぶき屋という名前はとても縁起がいいですね。由来を教えてください。
 
荻野 今は観光客の方から多くのご利用をいただいているものの、独立当初は新郎新婦を乗せて披露宴会場まで走る、婚礼イベントを主に手がけていたんです。それで、「寿」からそのまま「ことぶき屋」とつけました。
 
タージン 覚えてもらいやすい良い名前だと思います! 荻野社長も人力車を引くんですか?
 
荻野 いいえ。私は現場管理や研修など、サポート業務を行なっています。特に人材の育成には力を入れていますね。