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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

技術と発想力を併せ持つ
工業用パッキンの製造

 

老舗ではなく“新興のベンチャー企業”

 
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タージン 用途や目的によって、オーダーメイドで製造なさっているとは驚きました。依頼するクライアントの期待に応えるためには、それ相応の技術も必要になってきますよね。
 
中西 そうですね。それは創業以来67年の実績と、私が入社してからの16年間で蓄えた新たな知識や経験があるからこそ可能なのだと自負しています。そのような、お客様からのあらゆるご要望にお応えできる技術力が弊社の自慢ですね。
 
タージン 時代が変わるにつれて、技術もどんどん進歩してきたと思います。創業以来、60年以上にもわたる歴史の中で、大きく変化してきたものはなんでしょうか?
 
中西 創業時から比べると、パッキンの用途そのものはとても広がりましたね。もともとパッキンは水漏れを防ぐためのものです。しかし、近年は薬品やオイルなど、さまざまな液体漏れを防止するパッキンが必要とされるようになりました。また、高熱に強いパッキンなど、特殊な性能を求められることもあります。そのために金属や樹脂など、多種多様な素材を扱う機会も増えましたね。
 
タージン なるほど。クライアントの依頼に応えるためには、どんな素材を使えばいいか、どんな設計にするかといった“考える力”も必要ですね。
 
中西 おっしゃるとおりです。オーダーメイドの依頼は、大手メーカーでも設計できないような、特殊なものが弊社に持ち込まれるケースも多くあります。その用途に対応するためにはどうすべきかを考え、試作を繰り返すには、技術だけでなく長年の勘と経験、知識も欠かせません。
 
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タージン 中西社長のお話をうかがっていると、歴史ある会社で積み上げられてきた実績と信頼性が何よりの財産だとよくわかります。
 
中西 そうかもしれませんね。ただ、私自身は、弊社を自分の代になって新たに興した“ベンチャー企業”だと思っているんですよ。というのも、今まで積み上げてきた自社の技術力を活かせば、パッキンなどのシール材だけでなく、例えばスマートフォンの内部に組み込むような部品など、これまで手がけてこなかった多様な製品にも応用できると考えているからです。ですから今後、新たな製品づくりにも積極的にチャレンジしていきたいですね。
 
タージン 中西社長は歴史ある会社を経営しながら、その重圧をものともせず、決して守りに入ろうとしませんね。老舗企業とは正反対のベンチャー企業だと考え、攻めの姿勢を貫いていらっしゃるのは見事ですよ!