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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人材を育てる警備会社
見守りカメラ普及も注力

 

社員教育に力を入れ、高品質の警備を目指す

 
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川上 信頼されていたからこそ、お声がかかったんでしょうね。就任後はどんな仕事をなさったんでしょうか。
 
竹下 社長として最初の仕事は、自社株式を買い取るための資金調達でした。通常半年から1年はかかるこの作業の存在を知らずに事業を受け継ぐと、後が大変です。事業承継を考えておられる方は、ぜひ参考にしてほしいですね。
 
川上 私も初耳です。会社の運営能力だけでなく資金も必要とは、大変なご苦労をされましたね。でも、事業承継したことで、御社の雇用も維持されたわけですし、お客さんとの付き合いも続けられたわけですから、素晴らしいことだと思います。最近は各種警備事業のほかに、新しいことをはじめたそうですね。
 
竹下 はい。社長就任後から防犯カメラの販売・レンタル・設置サービスを開始し、現在も力を入れています。独自ルートでカメラを仕入れ、低価格で高品質な製品をご提供しております。
 
川上 一昔前までは防犯カメラというと、常時監視されているようなイメージがありました。でも今は、警察も何かあれば街中に設置してある防犯カメラをチェックする時代になりましたよね。カメラに対する人々の意識が変わったような気がします。
 
竹下 「監視カメラ・防犯カメラ」から「見守りカメラ」という感じに、呼び方も時代に合わせて変化していますよね。
 
川上 高齢者を狙った事件も後を絶ちませんし、防犯対策として存在感が増していると思います。
 
竹下 見守りカメラの戸外設置で、悪意のある人間が避けていく効果もあると言われていますからね。個人宅以外では、建築の資材置き場や、高級食材を扱う飲食店からのご依頼もあります。それから、工事の現場監督が見守りカメラを通して、職人さんへ指示するような使い方もできます。
 
川上 さまざまな用途があるんですね。来年2020年には東京オリンピック・パラリンピックもあるので、見守りカメラ設置も含めて、警備業界はさらなる活躍が期待されているんじゃないですか。
 
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竹下 おっしゃるとおりだと思います。国をあげての一大イベントですから、安全を担保するための重要な責務を担うことになるでしょう。交通誘導、イベント、駐車場、施設などの警備のほか、保育園を警備する保安警備なども行っています。来年はこうしたノウハウを活かして、社会貢献ができるといいですね。
 
川上 どの警備も一般の人たちの生活に安全をもたらすうえで、欠かせないお仕事ですよね。中でも、保安警備というのは初めて聞きました。それぞれ仕事内容も違うでしょうから、社員教育も大変では?
 
竹下 苦労もありますが、社員教育は大事にしています。先ほどお話しした野球場のアルバイト時に、何をどうすればいいのか教えてもらえずに、困り果てた経験がありますので。対応の仕方がわからないような状況でスタッフに仕事をさせるのは可哀想です。知らないことをなくしてもらうよう、日々の教育を続けています。
 
 
 
 

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