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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護業界に新風を呼ぶ 人材教育や職場改善支援
合同会社クオーレ 代表 松永静香

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 介護・医療業界において人材紹介や教育などの事業を手がけている、合同会社クオーレさん。まずは松永代表の歩みからお聞かせください。
 
松永 私は18歳で福祉の業界に入り、病院や特別養護老人ホームなどの現場で経験を積んできました。当時はまだ介護保険制度もなく、一般社会からの高齢者福祉への理解も進んでおらず、介護のノウハウも満足に確立されていない時代でした。でも、勤務していた病院が10年、20年先の福祉・介護業界を見据えた教育体制を整えてくれていて、知識やスキルをしっかりと学ぶことができたんです。
 
八木 スタートラインから現在の基礎となるノウハウを叩き込まれていたわけですね。
 
松永 はい! そこで私は、自身の経験から“教育の大切さ”を心から感じたんですよ。その後、結婚してからも、子育てをしながら介護の仕事をしていたんです。育児と仕事の両立は、予想以上に苦労がありました。でも、その中で在宅の訪問介護の現場も経験し、ケアマネージャーとしての資格も取得したんです。やがて、施設の運営やマネジメントにも携わるようになりました。現在は、ケアプランセンターの管理や併設事業所全体のコーディネートをしております。
 
八木 介護福祉士とケアマネージャーとしてのキャリアを積み、施設の管理も任されるようになったんですね。それでは、なぜ御社を設立なさったんでしょうか?
 
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松永 同施設の運営に携わる中、業務改善のためのプロジェクトに参加したことがきっかけでした。そのプロジェクトに外部から協力していただいた方と一緒に仕事をしていく過程で、「私が本当にやりたいことはこれだ」と思ったんです。
 
八木 外部のサポートを受けながら施設の業務改善を行った経験が、現在のお仕事につながったと。
 
松永 ええ。私も同様の問題を抱えるほかの施設へのアドバイスや、業界全体が持つ共通の問題を払拭するためのサポートをしたいと思い、弊社を立ち上げたんです。例えば、一般的に介護業界には「給料が安い」とか「きつくて大変そう」といったネガティブなイメージがつきまとい、人手不足も問題となっています。しかし、私のように子育てしながらでも働きたいと考えている方など、潜在的な働き手は決して少なくありません。そこで、業界のイメージを一新して、さまざまな方に介護業界に携わっていただきたいと考えました。