B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

丹精込めた縫製加工で着心地満点のベビー服を
野間真縫工所 代表 江木努

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 大阪市西成区で繊維・衣服の縫製業を営む、野間真縫工所(のましんほうこうしょ)さんにお邪魔しています。“野間真”さんとは、非常に珍しい社名ですね。
 
江木 縫製業を営んでいた先々代の祖父・田中真之助が、野間という武士の姓を継いで社名にしたと聞いています。その後、父が家業を継承し、この工場を建てました。私は3代目で、2018年に代表になり姉と2人で事業を続けています。
 
八木 現在は、ベビー服の製造を中心にお仕事をされているとお聞きしました。先々代、先代はどのような製品を扱っていたのですか?
 
江木 祖父の代は婦人服をつくっていました。父の代から幼稚園児のスモックをつくり始め、ベビー服の縫製も手がけるようになったんです。数年前から縫製に加え、高速道路の橋下部の道路の止水に使用する、繊維入りゴムシートも加工するようになりました。
 
八木 アパレルは今や大量生産の時代ですから、大手と競争をして生き残っていくのは大変なことだと思います。
 
江木 確かに、アパレルの縫製を行う職人さんや、その他の職人さんも減っているようです。でも私の場合、少数派にいるほど闘志が湧くタイプなので、今の状況も楽しめています(笑)。
 
八木 それはすごい。強い意思を持って頑張れるのは、これまでの仕事が評価されてきたという自負と、仕事に対する格別なこだわりがあるからでしょうね。
 
江木 意地ですね(笑)。糸や布地などの材料も外国製品に押されている時代ですから、縫製面に関しては、国産の良さを感じてもらえるよう心がけてつくっています。服を着る赤ちゃんにとっては着心地よく、着替えさせるお母さんにとって、着せやすい。そういう服であることが一番ですから。
 
glay-s1top.jpg
八木 そういう配慮の行き届いた製品づくりをしているからこそ、ニーズがあるんでしょね。
 
江木 商売である以上、見栄えや利益を重視した商品づくりが大事だとは思います。でも私は、つくる側の気持ちが伝わるような製品をつくりたいのです。ゆくゆくは自社製品を製作して、そちらも軌道に乗せたいと考えています。
 
八木 潔さや情の深さを感じさせる江木代表には、社名と共に先々代から受け継がれてきた武士の魂が刻まれていますね。お話を聞いていて、自社製品も必ず成功すると思いました! 頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
言われたことをこなすだけではなく、自分で考えて工夫して、試してみる。常にトライする姿勢でいると、楽しめると思います。
(江木努)
 

:: 企業情報 ::

野間真縫工所

〒557-0053 大阪府大阪市西成区千本北2-29-5